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“女優“と呼ばれた女の子。



「あんたって女優やよね。」

ある日、母と2人でカフェでお茶している時に言われた。

「あんたが子供の頃、お父さんとよくそんな話をしてたんよ。
あんたって先生の前とか、上手く自分を使い分けてたというか。
親から見たら感心するくらい。」

正直、そんな風に私のことを見ていたとは
驚きだった。

だけど、
それが私なりの生存戦略だったとも思う。

小学生の頃から人間関係を築くのが下手で、
特に学生時代は人間関係で悩む事が多かった。

そのせいか、
人から嫌われる事に敏感で
自分に自信がなく、
自然とどうやったら人に好かれるか
ばかり考えていた。

社会人になっても、
とにかく認められたくて、
自分の居場所を守りたくて、
必死になって仕事をこなした。

結果的に、
体調を崩して休職したり、
せっかくの転職先も、
志半ばで退職という道を選んだ。

プライベートでも、
なかなか恋愛が上手くいかず、
なんとか結婚出来たけど、
結局、離婚を選んだ。

だけど、
今立ち止まる時間が出来て思う事は、
「必死に走ってきた事も無駄ではなかった」
という事。

あの頃の私に伝えたい。

「孤独が怖かったんだよね。
 認められたかったんだよね。
 結果的に失敗も沢山したけど、
 その分経験値は増えたよ。
 沢山の人に出会えたよ。
 ここまで自分の人生諦めずに、
 必死に走ってきてくれて、ありがとう。」

多分、これからも、
期待に応えたくて、
頑張っちゃう事もあると思う。
多分、これからも、
要領よく器用には
生きていけないと思う。

けど、それも良し!

女優になっても良し!

きっと、
人それぞれ、
いろんな自分を
演じてる事はあるはず!

それもまた自分だ!

いつか
そんな自分も
まるっと愛せるように
なりたい。



※拙い文章を最後まで読んでくださった方、
 ありがとうございました。
 また次の投稿も見ていただけると
 嬉しいです。

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