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いけばな歳時記 シモツケ

 日本・東アジアに自生するユキヤナギコデマリの仲間。初夏赤紫~ピンク~白のコデマリに似た手まり形の小花をたくさんつけます。シモツケ属の枝はねばりが無く折れやすいので、枝振りをいかすかバネを利用します。花と枝のメリハリを作るには、花葉のカット枝の線を見せます。
 作例は、枝を絡ませて上下に花葉を置き、間に枝の線を見せました。

   上左 フジ・シモツケ  飾り手付花器 (広瀬典丈)
             上右 チンシバイ・ヤマユリ・シモツケ  紫マット投入花器(広瀬典丈) 

 上左 花後に出る葉枝の葉をカットしたフジシモツケ協奏的に構成しています。広瀬テキスト50p
 上右 チンシバイ(ホザキナナカマド)主材ヤマユリシモツケを配した自然調自由花→広瀬テキスト45p

                                          上左 アリウム・キングローズ・シモツケ  黒マット釉水盤(大津寄花堂)           
             上右 チガヤ・シモツケ・アリウムタンチョウ  色絵磁器花器(広瀬典丈) 

 上左 うつぎ会研究会(剣山無しで水盤にいける)見本花。アリウムを組んで固定、ガラス瓶を掛けて留め、ツルバラシモツケを入れまました。アリウムの支えはガラス瓶の荷重に耐えねばなりません。広瀬テキスト80p
 上右 チガヤ主材アリウムシモツケを配した自然調自由花→広瀬テキスト45p



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