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いけばな歳時記 秋黄葉

 黄葉・紅葉は、最低気温が8℃以下で始まり、5~6℃で日当たり良く昼夜の気温差が大きいほど鮮やかといいます。黄葉・紅葉の発色は微妙で、ニシキギなどは山野では錦に染まりますが、街中では紅葉一色がふつうです。
 黄葉・紅葉は一般に水揚げが悪く、すぐに枯れたり葉が落ちるものが多いですが、葉裏への霧吹きは湿気を保つだけですから、葉を傷めないように直接吹きかけないことが要。今私が知る薬剤としては、オアシスプロダクツの(クイックディップフィニッシングタッチ)フラワーベールBA+など。
 上作例
は、ガラス花器アカメガシワ黄紅葉フェイジョアエノコログサを使って色彩構成的にいけています。→広瀬テキスト67・68p

                  上左 アカメカシワ黄葉一種 黒マット釉花器(高地きく美 )   
              上右 イチジク黄葉・鉄オブジェ・コウセキウリ ガラス花器

 上左 アカメカシワ一種葉面を重ねながら緑~黄→オレンジへと変化していく葉の色彩を見せる構成→広瀬テキスト75・56・67・68p
 上右 透明ガラス花器イチジク黄葉コウセキウリを絡めた色彩構成→広瀬テキスト81・67p

          上左 クズ黄葉一種 黒釉投入花器                                                                  
          上右 アカメガシワ・ハボタン・ニシキギ 金彩伊羅保釉花器(大津寄花堂)

 上左 これもクズ一種葉面を重ねて緑~黄→オレンジへと変化していく葉の色彩を見せる構成→広瀬テキスト75・67・68p
 上右 オレンジに進むアカメガシワ黄葉ハボタンニシキギを絡めた色彩構成→広瀬テキスト67・68p  紅葉は別項→


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