いけばな歳時記 ネコヤナギ
ネコヤナギは東アジアの川辺に自生し早春に開花するヤナギの仲間。葉が出る前に銀白の綿毛を持つ雌雄の花穂を咲かせます。開花が遅く大きめのアカメヤナギ系との交配もあり、この仲間もネコヤナギと呼ばれます。
ネコヤナギはいけばなでは春の花木として扱われ、ウメ・モモなどミシミシと矯める花材に対して、中の繊維を揉みほぐすサンゴミズキと共通する矯めの代表。花が穂のような外見のせいで、水から離すことも普通です。
上作は、枯れソテツと組んだ主材とその方向性(統一)→広瀬テキスト48p。
上左 自然調自由花→広瀬テキスト45p。
上右 ネコヤナギ・枯れソテツにチューリップを配した複合的構成→広瀬テキスト50p。
上左 ツバキ・スイセンと組んだ主材と方向性(統一)→広瀬テキスト48p。
上右 ネコヤナギにカリフラワー・スターチスを配した水を見せる構成
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