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♯26 共働き夫婦の家計負担と家事・育児分担の話

こんにちは、甘夏です。

前回の記事でも、わたしは自分個人の資産にこだわっているというお話をしましたが、この記事ではそんなわたしと夫がどのように家計費を負担しそしてどのように家事・育児分担をしているのか、この分担にいたった経緯などについて綴っています。

共通財布制のメリット/デメリット

わが家の家計は結婚当初から共通財布制です。
家計用口座に毎月決まった金額をわたしと夫がそれぞれ入金し、家計で必要なものは基本的にその口座に紐づけた家計用クレジットカードを使用しています。家計用の貯蓄はその家計費から貯めています。
お財布一つでお小遣い制のご家庭もあると思いますし、〇〇費は夫・△△費は妻、のように分担制のご家庭もあると思いますが、
わたし個人が感じる共通財布制のメリット/デメリットを書いてみます。

◆メリット
・自分の収入を増やす、または支出を減らすことで個人資産も増やせる
=モチベーションにつながる
・家計に必要な出費や貯蓄はすべて共同で負担しているので不公平感がなくなる
・家計については夫婦ですべて管理しているのでお金の話し合いをする機会が増える

◆デメリット
・お互いの個人資産はざっくり情報共有・把握しているが、基本ノータッチのため使途不明金が発生するリスクがある
・お互いなるべく個人資産にお金を残しておきたいという思いが生まれるため、家計費が最低限になりがち=家計の貯蓄は貯まりにくい
・これは家計費から出すのか?それとも個人のお金から出すのか?線引きが不明確。共通で入力している家計簿アプリに「立替金」項目として入力したものは、家計費で出すべきものを個人負担したという扱いになるので、良心任せ。
例)わたし一人が食べたケーキも「立替金」として入力すれば家計費(実例です。笑)

わたしの育休をきっかけに見直した家計費割合

こちらの記事でも書いたのですが、元々は夫とわたしで同額を負担していたのですが、わたしの育休中にどれだけ収入が減る見込みなのかをシュミレーションし、夫に負担割合の変更を相談しました。

その際に参考にしたのが山崎俊輔さんの著書「共働き夫婦 お金の教科書」という書籍です。
中でも具体的に参考にした考え方をわたしの読書メモより一部抜粋します。
①家計術
分担の基本:年収を考慮し、適切な負担割合を設定し、具体的な分担につなげる。例えば夫の年収が550万円、妻が450万円の場合の家計の負担割合は夫55:妻45

②家事育児術
「平日の家事育児」のあり方を考えることが、共働きの家事育児のポイントであり、世帯の合計年収を増やすマネープランのポイント。
夫の家事育児シェア状況を見える化してみる。分担比率の目安は年収比。例えば夫の年収が550万円、妻が450万円の場合、夫の家事育児シェアは45%、妻の家事育児シェアは55%となる。
※この割合は、妻が産休中や復職間もないことで年収が下がっている場合、妻の年収は産休前の額で判定※この割合は、妻が産休中や復職間もないことで年収が下がっている場合、妻の年収は産休前の額で判定

つまり、年収が高い方が家計費を多く負担する代わりに、家事・育児分担についてはその逆の比率で少し少なく済む。
年収の低い方が家事・育児を多く分担する代わりに、家計費負担についてはその逆の比率で少し少なく済む。

という感じです。

抜粋した上記の内容には、"妻の年収について、産休中や復職間もないことで年収が下がっている場合は産休前の額で判定"とありますが、個人的にここは思うところもあって取り入れていません。

職場復帰後の現在のバランスは・・・?

育休中は家計費の負担割合は、夫3:わたし1でした。
これを上述の考え方に当てはめると、家事育児分担の理想の割合は夫25%、わたし75%となります。
そして家事分担はほぼ100%わたし、育児分担は夫にも平日・休日関わらず一部分担をしてもらっていました。
当時アメブロでこれについて書いていた記事があり、その際にどのくらいの家事・育児割合になっているのかを細かく棚卸してポイント制でカウントしたところ、夫約30%、わたし約70%となりました。
かなり大雑把なカウントではあったものの、夫にも上記の理想の割合よりも家事育児を分担してもらっていることに対してわたしにも納得感というか、確かに「だからわたしはここに不満を感じていないのか」という感じがありました。

そして今改めて、わたしが職場復帰してからの家計費の負担割合と、家事育児分担の割合を棚卸してみます

◆家計費の負担割合
夫3 :わたし2
⇒理想の家事育児割合:夫40% わたし60%

◆家事・育児の棚卸し(1週間の所要時間)
家事:食事作り全般 わたし 45分×7日=315分 
   買い物全般 わたし(宅配生協+週1日のスーパー)60分
   洗濯全般 わたし  15分×7日 105分
   掃除全般 わたし 30分
   洗い物 (朝)夫 10分×7日=70分
   洗い物(夜)夫 ★ 15分×7日=105分
   ごみ捨て全般(週2回)夫 10分×2日=20分
育児:朝食補助 夫 10分×7日=70分
   保育園送迎  基本夫 (お迎えは週1-2日わたし)30分×4.5日=135分
   夕食補助 わたし 15分×7日=70分
   お風呂 ・歯磨き・寝かしつけ  わたし★ (週1-2日は夫)30分×5.5日=165分
   休日の遊び相手 わたし6割  360分
           夫 4割 240分
※★マークは、どちらか一方をどちらかがやる
総合計:夫 640分(10.6時間)
    わたし 1,105分(18.4時間)  
⇒結果 夫 37% わたし63%

これもかなりざっくり適当に1週間の所要時間の合計をベースに負担割合を計算してみたところ、家計費負担割合から計算する理想の家事・育児負担割合にほとんど近しい数字となりました!

確かに、今のところ少なくともわたし側には大きな不満はありません。
ただ、夫は在宅勤務かつ自営業である程度自分で時間のコントロールができるので、簡単な買い物(子どものおむつや日用品)などは徐々に夫にお任せしていこうと思っています。

これはすべてのご家庭に当てはめて使える考え方だとは全く思っていません。我が家の場合は夫の働き方によって実現できているという部分が大きいです。
ただ、わたしの夫はもともと家のことにほとんど無関心、子どもが生まれるまでは『家事や育児でわたしができないところはお金を払って家事代行やシッターさんにお願いすればいい』という考え方で、自分が手を動かすことをほとんど考えていないタイプでした。
わたしは周りの友人にもやや心配されていたくらいでしたが、超理系・察せない系の夫相手だったからこそ、わたしは苦手だったお金の勉強をしたり、こうして読んだ本から考え方をシェアしたりしながら、できるだけロジカルに、自分に不満が溜まらないように相談をしながら協力体制を築いていっているところです。
(元々わたしの話をいつもよく聞いてくれるタイプなので、そこに対して一番感謝をしています。)

現状でお互いに不満のないご夫婦や、現実的にこれ以上どうしようもない、という場合は別として、「なんで自分ばっかり!」という不満を持っている方は、一度夫婦の年収比率(または家計費負担率)に応じた家事・育児シェアを見直してみるのもよいかもしれません。

結婚5年目を迎えるまだまだ新米夫婦ではありますが、どなたかのご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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