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読書感想文〜億男〜


さいきん立て続けにお金関連の本を読んでいる。
昨日の夜から今日で一気に読了した「億男」。
すごい没入感のある本だった。

弟の借金を肩代わりして貧乏生活に陥っているときに宝くじ3億円が当たった男の話。
私は宝くじは買わない派だけど、宝くじが当たったらどうしよう?の妄想はたまにする。

前に、上司とランチしながらその話をしてて、お互い、焼き肉おごりますよ!お寿司も!ぐらいしか出てこなかった。
仕事の対価でもないそんな大金が突然手に入っても使い方の分からない庶民の典型で、笑いあった記憶がある。

宝くじが当たっても誰にも話すなと言うけど、もし3億当たったら、100万だけ当たったことにして、こんなあぶく銭を持っててもしょうがないから旅行いこう!って費用私持ちで友達を誘おう、って今は思う。
買わないけど。宝くじ。

でも、「億男」の主人公も、宝くじを買った訳じゃない。福引の景品が宝くじで、それが当選したのだ。
ということは宝くじを買わない私にもそんなチャンスがあるかもしれない。

現に、数年前に韓国から日本に旅行に来た韓国人の知り合いに何故か宝くじをもらって、当たったら彼に言うべきかちょっと考えた。
1枚だから前後賞は無いし、5000万ぐらいなら、当選のことは言わずに次回わたしが韓国に行ったときに江南で焼き肉でもごちそうするか(結局また焼き肉)ぐらいまで妄想してた。
ちゃんと外れてたけど。


岡田斗司夫さんがYouTubeで紹介してたのがきっかけで読み、すでにネタバレも聞いていたから物語の展開もわかっていたけど、続きが気になってどんどん読み進めた。
落語の「芝浜」がベースになっているらしいのだけど、ストーリー展開がうまくて、競馬のシーンなどは私も馬券を買った気持ちになってハラハラした。

DIE WITH ZERO
きみのお金は誰のため
億男

読めば読むほど、結局お金ってなに?
分からなくなる。

私としては、もとロッテのキャッチャー里崎智也氏が前に言っていた、しぬときたくさんお金あってもええやん。って意見に賛同というか、私もそれがいちばん安心と思ってたけど、ここ最近で上記の3冊を読んで、わからなくなってきた。

日経平均株価の上昇が止まらず湧く日本だけど、ここまで急激に上がると、リーマンショック級の暴落が迫ってもいるようでドキドキする。

私が年金生活になるころの日本も世界も、どうなるか全然分からない。

起こってもいない、読めもしない未来を不安がっているなんてばかばかしいけど、やっぱりお金の不安はどうしても尽きない気がする。
いつか、お金のことを考えなくて済むような境地になれるのだろうか?

数十年先のことは全然わからないけど、お金で買えない健康をキープするために、明日も私は歯医者さんに検診に行く。


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