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【短め読書感想】『正欲』って余計にわからなくなるね

さっそく感想

朝井リョウさんの『正欲』を読んだよ。
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なんか余計にわからなくなったくね?
「みんな」は、自分は正しいのだ、多数派なんだと確かめ合わねば不安になってしまう。それゆえに、自分の奥底を避け出し、ひっくり返し、底を叩く。ジャムの残りを出すように。必死に。その奥底にあるものは、だいたい性欲なんだよな。気持ち悪いね。

彼らは「みんな」の想像し得ないところにいるマイノリティ。面倒な確認が、はなから不要で、それが幸せだと感じる瞬間が訪れたのに、「みんな」が想像できる範囲のマイノリティとして括られ奪われる。諦念。「現実的にはそんな言い逃れは有り得ないわけですが」これさあ、もう勘弁してよ~
最高に食らった(しんどい)。

自分は「みんな」側だという自覚がある(ほんとに?)ので、自分はどうすればいいんでしょうか。


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