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AI

chatGPTが話題ですね。
あんまり詳しくないけど、作成したい文章についてチャットで条件(プロンプト)書き込めばAIが自動筆記してくれるってやつ。教育現場においてはテストの作成だったり通知表の所見や保護者宛の文書など、AIにつくってもらうような活用ができる。

働き方改革としてのICTやAIの活用は賛同出来るけど、教育現場においては慎重に行なってほしい部分ではある。例えば生徒とのやりとり帳。生徒が思っていることを書き、担任がそれに手書きでコメントをするという慣習。これについてはICTを使ってやりとり帳を電子化するのはアリだけど、chatGPTでコメントを自動生成したりするのはナシだよね。AIがつくったコメント貰っても生徒嬉しくないもんね。

みたいな感じで、子どもと直接関わる業務についてはAIに任せて働き方改革してはいけないものもあると思うのです。この感覚を偉い人たちがもっていないと、何でもかんでもAIに仕事を任せて教員の立場が無くなる。どんなに時代が変わっても人を育てるのは人であるべきだと思うのです。AIが人の教育に介入し始めたら、人は人で無くなるだろう。この辺の倫理観ごと揺らぐ時代に突入するかもね。

電子化・機械化が進み人間様の仕事がAI達にどんどん奪われる昨今で、やはり僕は美術教育の重要性を唱えたい。どんなにAIが性能良くなろうが、イメージする力・創造する心は人間にしか宿らない。人を人たらしめるのは、心であり感情である。心を豊かにし、心と心を通わせる営み、つまりはものづくりの喜び。子どものうちに是非味わってほしい経験である。この経験がある人たちが、より良い社会を発想し、つくりあげてくれるのではないか。

上手に技術巧みにつくることは、今後機械やAIが担う時代になる。僕が教えるべきことは、上手につくることではなく、「良い」ものをつくることだ。

じゃあ「良さ」って何だ。それは生徒1人1人の中にあったりなかったりする。自分にしか無い「良さ」をイメージし、表していくんだ。人として豊かに生きていくために、それが必要だから。

勝ち負けじゃないのは勿論分かってるけど、AIに負けるか!とムキになり、上記のような事を考え、自分を落ち着かせた。

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