うえの

art education woodwork camp

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最近の記事

敷居

僕は霜降り明星が好きだ。 社会人1年目、実家で暮らしていた際にオールナイトニッポンを聴いて好きになった。当時職場での人間関係が上手くいかなくて、唯一の娯楽がそれだったな、などと思い出す。それから4年弱、ニッポン放送とABCラジオの2本のラジオは毎週欠かさず聴いている。 好きな要因は色々あるんだけど、1番は「ストイックさ」なのかなぁと思う。常にお笑いに対してもの凄く野心と闘志を燃やしている。何でもお笑いにしてしまおう、掌握してしまおうとするスゴさがある。単純にその姿勢をみて

    • 息子

      詳細は言えないけど、超売れっ子有名イラストレーターの息子が勤務先の新入生として入学して来た。 職員室の噂話として耳にしてへぇ〜すげぇ〜と思いつつ、今日その子(仮にAくんとする)がいるクラスの初の美術の授業があった。美術室に来た生徒達の顔を名簿と照らしながら、一人一人確認する中でAくんとだけ目が合った。 授業が始まり、僕が「美術係」が誰か確認した。なんとAくんだった。(教科係という、学級の中の役割分担の1つ。係になった子はその教科の先生の指令を全うしなくてはならない制度。数

      • もし僕が今後バスケ部の顧問を続けるなら、多分今日のことをずっと忘れないと思う。 静岡に2泊3日の合宿に来ていて、今日は2日目。明日から新年度だけど、私学なので出勤日はもう少し後、という訳である。 3日間で毎日静岡の県大出場程度の強いチームと3〜5試合行うのだが、昨日の1日目の試合で副キャプテンのセンターの子が怪我をした。 最初は足を捻っただけ、と思っていたが1人じゃ歩けない程で、試合にも出れなそうなので合宿1日目にして帰宅させた。 ウチはその子が190cmなのに対して

        • たたかう

          アンダーテール(UNDERTALE)というゲームがあり、最近までこのゲームの実況動画を沢山みていた。(プレイはしてない。)このゲームと、仕事で感じた事が似ているな、という話。 アンダーテールは10年前くらいに発売されたパソコンで操作するRPG。ファミコンの時代のようなレトロな表現が基本なのだが、結構ストーリー展開など奥が深くてファンが多いらしいね。 ゲームのあらすじとしては、人間とモンスターが共存する世界→人間とモンスターが戦争する→人間が勝利し、モンスターを地下世界に閉

          報道

          速報です。本日未明、中2の授業で2名の生徒が授業を脱走し、サボるという事件が発生しました。 被害を受けたのは某私立中高一貫校教諭、教科は美術。事件発生時2名の生徒は被害者の教諭に「トイレに行ってくる」と伝え、美術室を出たまま授業終了まで帰ってこなかったとの事です。2名の生徒の荷物は初めから美術室に無く、計画的な犯行であったことが分かりました。 事件について教諭は「チェックしないといけない生徒が多いクラスで、美術室を出て確認に行けなかった」と述べています。 その後の担任、

          基礎

          昨日美大志望でジャンプ大好きなやつに デッサンは ハンターでいうなら念を練る事 ナルトでいうならチャクラ練る事 BLEACHなら斬魄刀の前の浅打 呪術なら呪力そのもののことで それを基礎に自分の能力(専門)を育てるんだよ だからデッサン上手く描けて楽しい嬉しいの次は、何を必殺技にするか考えないと宿儺に怒られるよ って言ったらすげぇ納得してた。 ※そういえば美大志望の生徒のデッサンの指導で思った事とか結構あるので、近々まとめたいなぁと思う

          講評

          仕事帰り、町中華でも…と思って立ち寄ったお店で「プレバト」がやっていた。 浜ちゃんの番組である。 俳句とか、アートとか、芸能人に作品を作らせてその道のプロに採点してもらうっていうバラエティ番組。ほとんど観たことは無かった。 プロ(以後、先生と呼ぶ)の採点は作者の知らない状態で作品を「才能あり」「凡人」「才能ナシ」の3段階で評価し、かつエントリーした芸能人に順位をつけるような感じ。絶対評価なので、1位の人でも才能ナシになる可能性もある。 お店で観た回が「ストーンアート」の

          ロス

          高校の友人がまつ毛や眉毛、ネイルなど色々出来るサロンを開店したらしく、お店のロゴマークのデザインを任された。慣れない仕事だったがなんとかやりとげ、更には作品を買い取らせてほしいと言われた。 既存のもので良いと言われたが折角だし新作で、と思って冬休み取り掛かった。作品をお店に納品するってことにひそかに憧れていたのだ。 作品に関しては色々新しい試みを入れつつも、お店の事を考えながら制作し、完成した。完成して間もなく写真を撮り、箱をつくり梱包し、つい先程発送した。 いやぁ1つ

          葛藤

          副顧問の距離感ムズイなって話。 久々に記事を書きたくなるくらいモヤついた。 バスケ未経験者がバスケ部の副顧問となってそろそろ1年経つ。大分バスケについて詳しくなったと思うが、その上で思う事がある。 ①「バスケ知らないただ優しく見守る大人」の期間が長すぎた〜 はい。これありますね。最初は全く知らない訳だから生徒に対して精神論しか解けなかったのです。がんばれがんばれとしか言えなかった訳ですが、最近徐々に細かいプレーについて気づき、いちゃもんをつけられるようになってきた。それ

          研修

          はぁー私立クソだわ。 半分は本気で、半分は敬意を込めて。 というのも、昨日今日と県内私立学校を対象とした初任者研修を受けてきた。全然初任っていう年齢じゃないし公立の初任研も受けたけど、今の職場では初任なのでまっさらな気持ちで!という心持ちで臨んだ。 研修全体を通して、基本的な心構えみたいなのは教えてもらえるし、全体的にはよかった。ただ幾つかツッコみたくなる箇所があった。 ①マクドナルド社の方が来た マクドナルド社の方による上手なコミュニケーションを行う方法や笑顔の振る

          資格

          プレイヤーとして戦う経験の必要性は分かっているつもりだ。例えば作品制作本気でやった事無い人に美術を教える資格あるのかという問い。これについて昔は「資格ない!!」と思っていた。 これをバスケに置き換えた時に、僕はプレイヤーとして戦った経験は無い。という事で僕はバスケ教える資格無いのか?「資格ある!!」 全て自分の経験を活かしてまかなえる人生なんて、そんな甘いものはない。新しいことに挑戦し続ける方がオモロいし。そもそも資格って何だ。周りからのレッテルを気にして教員が務まるかぁ

          一閃

          子供の頃から野営は好きだった 枝を削って箸を作り 平らな石を見つけて皿にした 岩を並べてかまどをつくり 薪をくべて焚火をした 森の一角に秘密基地をつくった 枝の上に枝を重ねて屋根にした 竹藪はトイレ ゲームとカードは持ち込み禁止 全部自分たちで決めた 僕らにとっては川原の木や石 釣り客が捨てていったゴミ 全てが遊び道具だった 台風で全部流されたけど 今でもキャンプは好きだ ただ、あの頃のような感動は無い 代わりに火を眺める時間が増えた 火も煙もかたちなく現れ、消えて

          作為

          制作中に得た気づきや感じたことは、記録する。そうすることで後で見返す事も出来るし、何よりその時思いついた事などすぐ忘れてしまうので、しっかり言葉にして残しておくことは大事だ。これは大学時代から変わらない価値観であるし、生徒に対しても行っている。授業の後にふりかえりを記入してもらう事によって。 ただクロッキーに記入して残すのもあるが、こうしてnoteに残すっていうのも案外いいね。という事で、個展が1ヶ月後に迫っているので最近感じてる事をつらつら。(と言っても学生時代から本質は

          歴史

          講義形式の美術史の授業というのはこれまでやって来なかったが、今年になって初めてやる事に。 前の先生がやっていたので、君もやりなさい、といった具合な訳だ。正直今まで逃げて来ていたので良い経験になるか…とせっせとパワポをつくりながら勉強勉強。 やってみるとなるほどこれはためになる。前の先生いわく「作家は後世に名前を残すために制作するもの。そのためには歴史に名高い美術家と歴史を知っておく必要がある。」とのこと。 はぁ。自分作家として食っていく気はないっすけどねぇ。とは思いつつ

          比較

          誰かと比べてないと「自分」を見出せない人は一定数いるのかもな。 同僚のママさん先生の話。 子供が小学生でこれから私立中学受験or公立進学の選択をしていく様な状況らしい。神奈川県は公立の治安が良く無いらしく、教育の質は私立の方が良い(その先生の偏見もあるかもしれません)らしいので、私立の中高一貫校に入れて大学受験までエスカレーターで上がらせるというのがその先生の天望だ。 しかしながらそうなると中学受験があり、小学生の頃からバリバリ勉強しないといけない。子供が主体的に行きたい

          AI

          chatGPTが話題ですね。 あんまり詳しくないけど、作成したい文章についてチャットで条件(プロンプト)書き込めばAIが自動筆記してくれるってやつ。教育現場においてはテストの作成だったり通知表の所見や保護者宛の文書など、AIにつくってもらうような活用ができる。 働き方改革としてのICTやAIの活用は賛同出来るけど、教育現場においては慎重に行なってほしい部分ではある。例えば生徒とのやりとり帳。生徒が思っていることを書き、担任がそれに手書きでコメントをするという慣習。これについ