えのぐとのりを足す

仕事柄、絵の具の補充や色鉛筆の長さチェックがどうにも好きでたまらなくなった。
 どの色がどのくらい減ったのかしら。どんな風に鉛筆を削って準備するのかしら。鉛筆が尖っていないと描きたくないクラスタかしら。
 我が子の教育にはならんなぁと思いながら、学期末にお道具箱が持ち帰られると嬉々としてあたしが開けてしまう。
 後天的にこういう作業が好きになるということはあるもんだなぁと思う。
(なお、自分は鉛筆

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アニメーションのワークショップ

カンボジアのデジコンとは?

カンボジアの国営テレビTVKでは、毎年学生たちを集めてアニメーションのワークショップを行なっている。
最初は、NHKのデジスタという番組とのタイアップだったが、番組がなくなってしまったため、2年くらい前からTBSのデジコンとタイアップしている。

タイアップ番組が変わってやっている内容は変わらず、毎年下記のコース分けをして、ワークショップを行っている。

・3DCGア

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アートにおける 「わかる」と「わからない」

5月から始めた、「アートとビジネス」の研究会
UMUMアートラボbiz

一回目の様子はこちら。
UMUMアートラボbiz はじまりました!|UMUM 田中 令|note(ノート) https://note.mu/frogizm03/n/ne9515b0a31d8

6月に開催した2回目もまた、すごくおもしろい内容だったので
すこし振り返ってみようと思います。

1.アートに対する 「期待」と「難

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授業のこと | テーマの話(後編)

4年生・5年生とたっぷり遊び、そこに価値を加えて、身の回りのものと結びつけて、タテ・ヨコ・ナナメ色々な視点から物事をみてきた子供たち。(テーマの話ぜ(前編)はこちら)

小学校最終学年、6年生の1年間はさらに学びの価値を加速させたいと考えていました。

そこで、6年生の最初の授業はこんな話をしました。

AI時代がやってくる!
この先10年間で世界はさらに大きく変化するだろうと言われています。

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授業のこと | テーマの話(前編)

僕が図工の先生になった経緯は前回の記事のとおりで、そんな背景から、最初はなぜ学校で図工が必修なのか、この教科にどんな意味があるのだろうか、そこをちゃんと理解するとこから始めてみました。

そこで、気付きました。図工の領域はずっとずっと実社会と繋げやすい。あぁ、これは面白いなぁ、と思っています。

現在の勤務校は全校児童800名を超える大規模な小学校。そのため、僕は4〜6年生の図工の時間で、1週間の

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こどもくものす城!@いわて子どもの森

昨日の雨が、足元の落葉の土にしみ込んでいい香りを放っている。

林の中はフレッシュサンキストレモン!っと言った感じ。しんとしてスーッとしている。

真ん中に太い切り株が一つ。

子どもたちが集まる前に、この古参の切り株に挨拶をした。両の手を当て、今日の子どもらの安全を祈る。

まずは10色あるスズランテープの中から、自分のクモの糸を選ぶ。
パッと選ぶ子、じーっと悩む子。
色はきもち、心もようはそ

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えがくために<鍛えることってなんなのかなぁ>

わたしたちは、なにかをつくりえがくために日々してないといけないことがある。
以前に書いたことは、自分のかけらを集めることだったけど、
えがくための技と腕を育てないと、せっかく集めてできたイメージを受け入れたり表したりできない。
それはきっと美術や図工だけでなく、他の科目でも同じ。
 
 
絵の具を、パレットの上でぐるぐるに混ぜてしまい、濁ったものにしてテンパって落胆して下絵をダメにしてしまうからと

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学校教員対象解説会に参加しました

今日は県美の学校教員対象解説会に行ってきました。

このところ、半分は美術教員として、もう半分は県美の担当として、という程よく宙ぶらりんなスタンスで参加しています(あくまで自己研修。仕事ではない。それが気楽でいいのです)。

今回は特別展「印象派からその先へ 世界に誇る吉野石膏コレクション」の解説を中心としたプログラムとなっている。

受付名簿をチラッと確認したところ、小学校の先生が多数。ついで中

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Developing Creative Thinking 2

先日、プノンペンのPhilosophy Cafe Cambodiaにて「Developing Creative Thinking with VTS」の第2回目のワークショップを行った。

今回は、事前告知が一週間を切ってたのでカンボジア人2名+日本人1名の3人しか集まらなかったが、十分だろう。

最初に、「観察力の開発」というワークショップの趣旨と、なぜそれがクリエイティブ思考に重要なのかを入念に

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なぜカンボジアでVTSを始めたのか?3

VTSを始めてみたい

買った書籍はコレ。

VTSはアメリカのMoMA(ニューヨーク近代美術館)で美術鑑賞教育プログラムとして始まったのだけど、その開発者が書いた本で、アメリカでのVTSの進め方などが書いてある。

これをもってすれば、美術の時間という枠内でもカンボジアの生徒に観察力をつける授業ができるのではないだろうか?
幸い、専門学校のフルタイムのコースでは、週一3時間弱の時間を受け持ってい

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