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【豆知識】睡眠と脳のスイッチ

冬は日が昇るのが遅く、朝は寒いのでついつい二度寝してしまったり、それが原因で夜早く寝れなかったり、睡眠リズムが崩れてしまいがちなのですが、皆さんはどうでしょうか?

睡眠分野の医学は年々進化しており、最新の研究データはトップアスリートやビジネスエリートの日々の習慣に取り入れられているようで、彼らの大会などでの結果や日々の生産性は、こうした睡眠の研究データを取り入れた毎日の睡眠習慣にあると考えられるかと思います。

毎日朝からしっかり活動して、一日の生産性や充実度を上げたい。また、生活習慣を整えて、健康的な体を目指したい。という方などに向けて、今回は睡眠と脳のスイッチについて書いていこうと思います。

一流アスリートは半日眠る?

一流アスリートといえば、どなたを思い浮かべますか。
色々な方がいらっしゃるので、一人ずつ見ていこうと思います。まず、「人類最速の男」といえば知っている方も多いかと思うのが、「ウサイン・ボルト」選手です。アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNによると、ウサイン・ボルト選手は一日平均10時間眠っているそうです。

次にバスケットボールの頂点といえばアメリカのNBAですが、その中でもトップ選手の「レブロン・ジェームズ」選手は知っているでしょうか。
レブロン選手は徹底した体のメンテナンスが有名ですが、睡眠に関して言えば、一日平均12時間の睡眠を取っているそうです。一日の半分は眠っているということになります。

プロ野球選手の大谷翔平選手は一日10時間以上、世代が異なるイチロー選手も9時間睡眠を続けていたそうです。サッカー界でも、リオネル・メッシ選手やクリスティアーノ・ロナウド選手は10~12時間睡眠を取っているようです。スポーツのジャンル問わず、睡眠時間とパフォーマンスには関係があると考えられそうです。

ショートスリーパーは遺伝?

ショートスリーパーで有名な人物として、ナポレオンがいます。彼は3時間しか寝ていなかったそうです。皆さんの周囲にも毎日4~5時間くらいの睡眠でも全然働けてしまう方がたまにいるのではないかと思います。

ただ、短い睡眠時間でやれると思っている人の多くは、そう思い込んでいるだけの可能性が非常に高いです。なぜかというと、日本人の中でショートスリーパーとされるのは全体の5~8%であり、さらに遺伝的には1%しか居ないとの研究データがあります。

5~8%のショートスリーパーも、夜の睡眠時間の他に昼寝を取ったりなどの工夫を凝らして、ショートスリーパーを維持しているようです。

ではショートスリーパーでない人は何なのかというと、80~90%の割合のバリアブルスリーパーと、3~9%の割合のロングスリーパーに分けられるそうです。
バリアブルスリーパー=6~9時間の睡眠時間
ロングスリーパー=9時間以上

バリアブルスリーパーから努力してショートスリーブになることは不可能ではなさそうですが、元々ショートスリーパーである人は1%しか居ないと考えると、本来の自分には合っていない睡眠時間だと考えられます。

脳のスイッチを切る

そんな奥の深い睡眠ですが、睡眠の時間がどれだけ長くても質が低ければ、結局パフォーマンスが上がりきらないことになってしまいます。では、どのようにして質が上がるのか。キーワードは脳のスイッチです。

何も考えない。これが脳のスイッチを切る方法だと思います。言い換えると、とにかく交感神経を刺激せず、脳が反応するものを作らないということです。

寝る前の電子機器はもちろん、激しい運動。意外にも読書も脳を刺激してしまうので、あまり良いとは言えません。脳を使わない、単調な状態を「モノトナス」といいます。このモノトナスを目指すということです。

しばらく、時計の針の音だけ聞いてみる。つまらないラジオを聞いてみる。毎日同じ落ち着いたジャズの音楽を流してみる。など寝る前ほど単調に過ごすとことで、睡眠の質を上げる。合う合わないがあるかもしれませんが、試してみてはいかがでしょうか。

以上。睡眠と脳のスイッチについてでした。
ありがとうございました!


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