Vol.164 大企業病について考察②(前編)

次は縦割り組織、セクショナリズムについて考察します。

これは、各部門が互いに協力せず、組織全体の利益や効率性を考えずに行動する状態…です。

では組織を縦に割ったらダメなのか??
というと、絶対にノーだと思います。

例えば今の自部門は原材料の購買であり、全社を代表して集中購買しています。

仮にこの機能が各事業部門に分散していたらどうなるか??

・バーゲニングパワーの低下(大量購入するから安くできる、が効かない)

・管理コストの増加(同じ原材料を同じ取引先から買うのに、A事業部とB事業部が個別に発注すると業務の無駄)

等々の問題が確実に起きてしまい、会社にとっては大きなロスです。

ですので、特に人数の多い大企業ではある程度の縦割り組織は必要不可欠であり、その上で、他部門との連携を模索するのが正攻法だと考えます。

従って、縦割り組織・セクショナリズムはあくまで程度の問題であって、行き過ぎたらダメなだけです。

とはいえ、各部門がそれぞれ専門性を高めて何年も何十年も業務を深掘りしていくと、縦割りの行き過ぎが起きてしまいがちなのも事実かと思います。

そんな状況で何をすれば良いのか?につき、明日自分なりの考えを投稿させていただきます。

本件に限らず、良いor悪い、の二元論で済まそうとするのは議論の質を著しく下げてしまいます。

良い面を最大限に発揮しつつ、悪い面を抑える工夫ができないか?を問い続ける思考が必要であると、これもグロービスで学びました。井上先生風に言えばバランスの法則だと言えます。

今後も幅広く物事を考えられるよう精進してまいります!

明日も最幸の一日にしましょう♪

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