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今思えばいじめられてたんだな自分。


今の自分を作り出したきっかけ。

当時はそういうものが自分に当てはまるとは露にも思ってなかったけどハブられたり嫌な事言われたあれはいじめに当てはまってたんだろうなと思う。

その頃の自分はもう、学校っていう居場所が自分にとっての全てで、一人になったら終わりだと思ってたから許すも許さないもなかったけど未だにこびり付いて離れないってことは今も傷ついてて許せなくて、少なからず人の表情伺って人が傷つかない言葉をなるべく考えて、でも「あぁ、あの言い方は良くなかったかな」って夜布団の中で悶々する今現在の性格はそこで形成された気がする。


「〜しないと絶交するよ」ってアレは脅しか?

その子「絶交」って言葉をどこかで覚えたんだろうね。一時期何かと言っては「これしてくれなきゃ絶交する」って言われて(脅しかよ)、特に覚えてるのは教室の後ろの棚の上に置いてあった何も生けてない花瓶を見て「この中嗅いで」って言われた。なんでそんな事しなきゃいけないんだろうと思って「なんで?」って言ったら「嗅がなきゃ絶交」って。なんで?なんでそこで絶交が出る?って思いながらも、もしほんとにそうなったらどうしたらいいかわからないから(捨てられると思った)、言う通りに嗅いだ。別になんの匂いもしないって伝えたら、それはそこで終わりだった。すごい悲しい気持ちだけが残った。こんっなくだらない事で友情を壊す様なことを言うかしら普通。そう言えば言うこと聞いてくれると思ったんだろ(実際聞いたけど)。


絶交するよパート2

そしてその少し後、別の日。
放課後、玄関で靴を履いて部活に行くっていう時。先に靴を履いて玄関外に出ようとしたら後ろから「先に行ったら絶交」って声が聞こえた。その日の自分は今までのことが溜まりに溜まってて、ちょっとだけ逆らってやりたい気持ちになって、その声に返事をせずに玄関を出た。後ろから足音がして振り返るとその子が自分の横を通り過ぎて小走りに体育館へ行くところだった。何にも喋らず、先に行くとも伝えず置いていかれてしまった。その子は怒ってるみたいで、(機嫌が悪いのは何度か見てたからすぐわかった)自分はなんで?って思いながら、「やってしまったかもしれない」って後悔して泣きそうになりながら少しあとを小走りでついて行った。更衣室では明らかに機嫌が悪くて、ものすごく静かで、でもなんにもできなかった。


部活(チームプレー恐怖)

部活では自分がミスをしたら嫌そうな顔をする。他の子のミスは「ドンマイ」ってむしろ笑って許してた。なんで自分だけそんな態度を取られなきゃいけないんだろう。
チームプレーは一人のミスがチームのミスになる。もう怖くて怖くてボールが自分のところに来なきゃいいのにと思いながらコートに立ってた。他の子のところにボールが来たらもうそのまま自分がボールに触れることなくゲームが終われ!って願った。
自分がいないタイミングで自分の悪口言ってたりしてたんだろうな。陰口じゃなくてひなた口言えよ!
もちろん部活は楽しい時間もあったけど(その子の機嫌が悪くないなら安心できた)。進学してその部活をやってる上の学年の人が誘ってきてくれたけど断った。チームプレーはあぁいう事がある。自分のせいで迷惑を掛けたくないしあの頃と同じ気持ちになりたくない。怖い、誰かと何かをするのが怖い。ほんとはちょっとしたかったけど、それよりも人と何かをする事が、自分に責任が降りかかることが怖くて全く違う部活に入った。

一日だけの不登校

一日だけ学校に行けなかった日があった。不登校的な。白カバンを自転車の後ろの荷台に結んで、ヘルメットも被ってあとは自転車にまたがって行けばいいだけの状態で動けなくなった。行きたくないと思った。その頃は別にもう普通に学校生活過ごせてたけどなんか急に嫌になった。親になんで行きたくないのか聞かれて、理由が自分でもよくわからなくて、そしたら行きなさいって言われて、でもそこからずっと動かずにいたらその日は休むことができた。その後のことは覚えてないけど次の日は普通に行った。
すごくない?一日だけ休んだだけって。すごい頑張ったなって褒められてもいいと思う。

人間関係で色々あった時期、部活の顧問の部屋かどっかでみんなで話し合った日もあった。何話したのか覚えてないけどな。

理不尽に心の相談室(なんで傷つけた側を指導しないんだろう)

ある時、学校の一階の知らない部屋に行くことが決まって、自分だけ授業を抜けて心の相談室で過ごす事があった。何回か。なんか相談員さんとボードゲームしたりお話したりして時間を過ごす。初めて行くとき「なんで自分が?」と思った。授業受けるはずの時間自分だけが違う部屋に行く。いや、自分じゃないでしょ連れていくべきは。自分を嫌な気持ちにさせた子は授業受けてるのに?悪いのは自分じゃないのに?その子に人を傷つけることをさせてたって自覚させる方が重要なんじゃないの?と今なら思うし言ってやりたい。

言われて嫌なことはしないとか、人の気持ちを考えて行動するとか、自己中心的に物事を考えないとか、機嫌が悪い時にそれを友達に向けないようにとか。今現在も被害者側のメンタルケアをすごい力入れてるっぽいけど、何より先に加害者側をどうにかした方がいいんじゃないの?と思うけど違うか?自分が知らないだけでそういうのってあったんだろうか。いや、なんにも変わってなかったからなかったんだろうな。

学生時代の孤独感は尋常じゃない

自分がその子にとって邪魔な存在になったらしい時期、一人で過ごしていて休憩時間は本を読んだりしてた。女子にもいくつかグループがあって、別の子達のところに行ってみようとしたけど先回りされて行けなくなったりした。

授業で「二人一組」になるよう言われる瞬間が怖かった。自分は誰にも選ばれずに余るかもしれないってビクビクした。自分にできることはなくて、その子の気が治まるのを待つしかなくて、その子が自分のところにまた来て普通に、今までのことが嘘みたいに話しかけられた。あ、もう大丈夫なんだ。居場所が戻った気がした。それをまた失わないようにめちゃくちゃ顔色伺ってたし、笑ってたら自分も笑ったし。合わせなきゃ機嫌を損ねるんだろうなと思って、その頃の自分はその子の横に居なきゃ本当に居場所がなくなると思ってたから割と心の中では必死だった。親にも誰にも言えなかったけど。だから進路決める時に違う学校ってことを知った時めちゃくちゃ安心した。(高校進学)それはもう死ぬほど良かった!と思った。

覚えてるのは自分だけとか。

進学してから知ってる人がほぼ居なくて、でも友達の作り方もわからないし勇気もないし怖いしで最初は本読んで過ごしたし昼ごはんも一人で食べてて、少し経ってから昼ごはんを一緒に食べないかと声を掛けられた時はビックリしたし嬉しかった。みんな優しかったからちょっとだけ素は出せたけど、いつか一人になるんじゃないかって不安はずーっとあった。顔色伺いがちだった。もっと楽しめば良かったのにって今でも思う。

そうして少しずつ大人になって、学校ってほんとにちっぽけな居場所と人間関係だったんだな、
それが世界のすべてのように思ってたけど違うんだなって気づいた。その中で昔された事ってテレビとかでよく取り上げられてるようなアレじゃないのかと思うようになって、その子を段々許せなくなって。数年ぶり(成人式)に会った時普通に話しかけられてビックリした。え!って。まるで何にもなかった友達みたいじゃん。こっちはあれからもずっと悩んでたし人が苦手になってたのになんか楽しそうじゃん。普通に笑って会話もできたけど。昔自分にした事なんてまったくこれっぽっちも記憶に無いんだろうなと思って。覚えてるのは自分だけなんだな。

SNSのブロック

進学のタイミングでその子のSNS知ったんだけどなんかどうしても嫌で、ある時勇気出してブロックしてみた事があった。スッキリするかと思ったのに罪悪感がとてつもなくてすぐ戻した。もしバレて何か言われたらどうしようと思ってダメだった。意気地無しめ。
その子がどうなってるかとか知りたくなかったけど大人になったあとでまた会うことになって、なんかすごい充実してるみたいで、なんでなんでなんで?え、なんでそんなに順風満帆な人生送ってんの?って思ったし近況聞いても内心何にも喜べないし、その子に嫌な事が少しでも起こればいいのにと考えては自己嫌悪に陥るし。自分はこの先もずーっとずーっと囚われ続けて、何かの拍子に思い出すせいで死ぬまで自分の記憶の中にその子は居るんだろうな。
とりあえずもう顔は合わせないように何かの集まりにその子が来るならこっそり断ることにすると思う。別にみんなに会いたくないわけじゃないんだ…。


結論:許さない。

謝ってほしいわけじゃなくて、ただ、人をこんなに長い間傷つけるような事をしたんだよって気づいて絶望してほしい。絶望ってしたことあるんかな。
許す許さないの次元ではなく、もう終わったことなのでどうにもできないんですよ。いや、でも一生許さないわ。許せないです。
あの日の言葉返してあげます。どうせ届かないんだから言わせてくれよ。絶交だよもう、友達でもなんでもないよ。

今の考え方を当時できていればもっと強く、もっと楽しく学校生活送れてたんだろうなと思うけど人って遅れて気づくものだよね。誰かに伝えることも助けを求めることもするっていう概念が、考えがなかったからさ。


終わりに


こういうのをたまに夜眠れない時に思い出してしまって、暗い暗い気持ちになって眠れなくなるんですけど、久しぶりに昨日そうなったので。もう十年以上前らしいけど割と嫌なことって覚えてるものですね。

記録として書き出せてちょっと落ち着いた。

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