アラフォーバツイチのさくらです。

私の両親は50代で働かなくなり、借金を繰り返しては私が返済するしかなく、シングルマザーとして働きながら15年も両親を扶養に入れ、仕送りし続けねばならなかった。

毒親です。

ただそんな両親にも見習うべきところがあったなぁと思います。

最近、私の知り合いの方の小学生のお子さんがいじめにあっていると。そのお母さんの対応は私の価値観とは全く異なるものでした。それで思い出したんです。

うちの親が良く言ってた言葉

私たちは何があっても味方だから。子供のためならアメリカを敵に回しても戦う。

ってね。

ま、今にして思えば
「なら働けよ。シンママの娘に依存すな。」
ですけどね(笑)。

私が小学生の時、いじめられっ子がいて、ほぼ不登校。経済的に困窮しトタン屋根の家に住んでる子でした。たまに登校すると、
クラスメイト「○○菌がついたぁ！！」
と大騒ぎ。

私は「いつも私には普通に接してる友達が急に集団の力で残酷になるのか…」と驚きましたね。

当時の私は体格はクラスで最大級でジャイアン味がありましたんで、「○○菌がついたぁ！！」とはしゃぐ男子の首根っこ片っ端からをつかんでは、

私「お前ら何を最低なことしてんだ？黙れ。」
とドスを効かして、全員黙らせて回りました。

私がその子のランドセルを「はい😊」って渡しても、私だけは「○○菌がついたぁ！！」の対象外でした。

勉強はクラスで一番だったし、生徒会入ってたし、運動できて部活のキャプテンだったし、体格も態度もデカかったんで、私をいじめる度胸があるヤツは幸いいませんでした。

クラス担任のところにその子と行って
私「先生。○○さんがいじめられてるの気がついてますよね？対応してください。」
と伝えましたが、新任であわあわしてただけで話にならないので、

教頭のところに行って、
私「クラスでいじめが起きてますが担任では対応できません。学校として対策をお願いします。」
と言いました。

その後、しばらく授業に教頭が立ち会うようになり、いじめはおさまっていきました。教頭すんげぇ頼りになる先生だって知ってたので。

不登校は中々改善せずで、担任は私にしか頼めないからと、その子の家はうちと逆方向でしたが、いつも私が給食のパンやら学校のプリントを届けてました。

その時、思ったんですけど、もし万が一、そのいじめられっ子を庇ったことで私もいじめられ、「学校に行きたくない」と両親に言っていたら？

たぶん、いや、100%、

両親「良くやった！学校なんて行かんでも死にぁせん！好きなだけ休め休め！やめたって良い！」

って誉めてくれただろうなー。

なんなら私が家で休んでるのをニマニマしながら見守ったろうな。

その上で学校も教育委員会もいじめっ子の親も、あらゆる手段を用いて勝ちにいっただろうな。

あ、ちなみに私が学校でそんな大立ち回りしてたことは当時は別に親に報告してなくて、

小学校卒業式の日に、そのいじめられっ子のお母さんが我が家にお手紙を持参で訪問され、泣いて感謝されたことで初めて親の知るところとなりました。

両親「なんで言わなかったん？」
と聞かれたけど、うーん。別に普通のことしか思ってなくて、特別報告するという発想がなかったんです。小5の私には。

当時の私が集団の悪意に飲み込まれずに、己が正しいと思うことを貫けたのは、両親のスタンスがあったから。

アメリカも敵に回すくらいだから(笑)、流れ弾でいじめられて不登校になるくらいのことはかすり傷だと受け入れてくれるっしょ！という確信。

そういえば小学校卒業式の日は近所の知的障害の男の子のお母さんもうちにお礼に来てました。会話不可能なほどの障害でいきなり道路に飛び出したりするから、私がいつもひっ捕まえて学校に連れてってたので。

登校時にその男の子が犬のうん○踏んだのを同級生がからかって騒いで。私は「障害がある友達をそんな風に言うなんて、どういう育てられ方したらこんなに歪むんだ？」と思いながらその子の靴を綺麗にしたりしてましたが、

後になって

そっか。みんなアホなのか。

と腹落ちした記憶があります。

放課後にその子の家に良く遊びに行ってたな。会話もできないのに。なんで行ってたのか覚えてないけど。

親のおかげで？なんだかんだ正義感強い子供っていうか、無意識だけど、

自分の思うようにする子でした。

そこは私も子供に伝え続けてきたつもりだし、今後もそのスタンスでいたいなと思います。

親はいざという時子供のため体を張ろう。

では。