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ゼミ合宿レポートvol.2 めい編

ー私は、それでも商店街組長と地域の祭り関係の役職を引き継ぎたい。ー

ゼミ合宿in岐阜のレポート:2番手は2期生細谷芽生が担当します!


細谷芽生とは、は何者か。

 私の夢は、地方の商店と民家が一体化したところに住む家主になることです。田舎ぐらしと言えば、こんな生活でしょ。みたいな生活で生計を立てたいと考えています。何して生きているのこの人???みたいな感じに私は憧れます。
 田舎暮らしの場所は山形市のど真ん中。真ん中の商店街からは3本外れたなんとも言えないT字交差点を無理やりまっすぐいったところにある民家とテナントが一帯型になっている祖父母の家を引き継ぎたいと考えていて今年の冬からちょっとずつ陣地を作っていくところです。その場所は代々、私の先祖が住んできた土地で親戚が集まる場所です。だからこそ、私の家にしたいし、面白い山形人が面白いローカル関係者が尋ねてくるオープンスペース秘密基地をつくりたいなと模索中です。
 そこを引き継ぐということは、半自動的に、まちのお役職も引き継ぐことになって、近い将来、組長、町長、祭りの実行委員会役員などなどが、私にちょっとずつまわってくるだろうなと思っています。

本レポートの結論

そんな人間が、岐阜合宿に参加してどうなったかというと。
結論:早く行動し始めたい。山形の拠点をちょっとずつつくっていきたい。
   めちゃめちゃ前向きに地方の街運営にコミットしていく勇気をいただきました。

【私にとって衝撃をうけた印象に残る3人】

・藤井浩人 現美濃加茂市長
・蒲 勇介  NPO法人ORGAN理事長 
・林 亨一  岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会理事長

 お三方とも私の人生のロールモデルにしたいと思った部分が多くあり、刺激的なお話でした。言葉のシャワーを浴びに浴びた結果、自分の生き方や、今すぐに行動に起こせそうなことが分かってよかったです。刺さった言葉、キーワード、気づき、私の次の行動の順にそれぞれ振り返ろうと思います。   
 番外編としては、秋元さんが移動の車の中で今回のゼミ合宿は細谷に刺さるように組み立てたと話されたことも印象にバチバチに残っています。人から信頼を勝ち取る術を背中で教えていただくとはこういうことでしょうか。一生ついていこうとその一言だけで思いました。山形を拠点に活動しますが心は、秋元さんへのリスペクトでついていきます。

地場の歴史をどうやって市民プライドにつなげるか

 藤井さんの特徴といえば、最年少市長から、紆余曲折ありながら、3期目。会いに行けるアイドルならぬ、会いに行ける市長ばりに現場第一な方です。公式Instagramを拝見すると、毎日学生からご老人まで様々な年代の市民の皆さんに会いにいき、意見交換されている様子がみれます。もし市民だったら現場に自ら出ていく時間を大切に取るリーダーに親近感がわきますよね。初心を忘れない姿を見習いたいと思いました。なんで、現場を大事にするのか、それは、選挙に勝つためだけではなく、「街を知るため」だそう。 
 何もカンペを見ることなく、すらすらと美濃加茂市の宿場まち、河川を中心に栄えた歴史、近代の織物の問屋に支えられた歴史と江戸から現代までの美濃加茂をサラサラと語られていました。私の拠点となる山形市の歴史を自分は語れるでしょうか。まだまだ、市民愛が足りないなと実感しました。市にあるもの、歴史、を生き生きとおらだの自慢にして話せる、住んでいる街を自分たちの街、誇り高い街だと感じるからこそ、市民による自治が活性化する。これが、市民プライドです。私にとって山形の歴史は、関ケ原合戦、最上義光の時代、戦時、今、とぶつぶつとした歴史しか知らないものです。知っている歴史がつながるような、美濃加茂でいう木曽川みたいなものが見つかるかもしれません。
 藤井さんは、博物館の学芸員に聞き学んだそうです。私にも真似できそうだと思いました。また、山形市には、山形検定があるので受験してみるのもいいかもしれません。高校生のころは、だれが、受験するんだこれ?とか思っていたものを今めちゃめちゃ受験したくなるのも不思議だなと思う一方東京にでてきたからこそもっと学びたいと思うようになったんだなと東京でてきたことでの心の変化に驚くばかりです。

NPOからはじまるエリアマネジメント

 NPOのいいところは寄付金を受け取ることが容易なことだと思います。だが、なんとなく、まちづくりとは無縁な存在のように私は感じていました。しかし、蒲さんは、NPOなのに、エリアマネジメントと言えばな仕事をされています。空地に地域の需要に合わせた店の誘致、空き家のリノベーション、地域と探究学習をあわせた教育商材の開発、地場産業のプロデュース。私のやりたいことを全部していることが凄すぎて口がずっと空きっぱなしでした。

和傘のブランドマーケティング

 特に印象的だったのは、和傘のプロデュースとたい焼きさんの誘致でした。感情的になりがちな地域活性化をめちゃめちゃロジックに需要を研究してつくった結果、お客様がちゃんと着くビジネスになり住民の幸福度に繋がっている部分が感情だけではないリアルさがあり多くを学べました。
 息子さんが街を歩き回っていた姿が幼い頃の自分と重なりました。街の中で子供が自由に育っていく自分もこんな子育てをしたいなと思います。
 ビジネスと人生、2つの面で大きな収穫を頂いた訪問でした。

商店街のたたみ方

 山形市には、商店街のアーケードはありません。しかし、中心商店街は7つもあって町内会ももちろん、商店街の区域とはちょっと違うが、重複して存在しています。商店が少なくなってきた今、商店街を過去のフルスペックの規模感で全体を活性化しようなんて、高校生の私は商店街がおばあちゃんになった時に残っているようにとか言っていたが実際はそんなわけがないと商店街の未来のリアルと需要の変化、業態の変化を林さんにお話いただきました。柳ヶ瀬商店街の特徴はアーケードが広すぎることです。端の方は、人も店もまばらで暗く夜は怖い。そして、メインストリートの道幅が山形の七日町商店街ぐらいある。※車2車線分。


柳瀬商店街散策

 そんな商店街の理事長の話は最高に興味深かったです。現実をしっかり受け止めていて、巨大な野良アーケードを畳む道を模索しつつ、商店街は、正規雇用からあぶれたもののセーフティーネットだというんです。江戸時代だったらかぶきもの、山形弁だったらあがすけがつくってきたのが商店街の歴史のような気がします。商店街はなくなってもいいんだ。そして、無くなった土地に会社の平社員があわない個性的な人が新しいビジネスを始める歴史をまたつくりだすのも楽しいかもしれないと2つ、新しい考え方を学びました。先人たちの残したものの悪いところを変に気負い過ぎずに生きていくと、より幸せに重圧を感じ過ぎずにすみそうです。 高校時代の自分は、市から商店街から学校から期待されていることで、責任感を背負いすぎ、メンタルバランスがおかしくなった経験があります。二の舞いを踏まないように、自分は人間で、限界も不得意もある、仲間がいて頼れる存在がたくさんいることと、自然体でいきること、自分のキャラクターを無理に崩さないことを心がけようと林さんのお話をききながら感じました。

まとめ

 今回のゼミ合宿を通して、私が山形でなにをするのか、どんなマインドで2拠点生活をはじめるべきなのか、五感を使って学び、感じ取ることができました。とても有意義な合宿でした。私は、次回の山形検定を初めて受験します。居住予定地に自分の縄張りをつくり、高校生や大学生との交流を再開します。オープンスペースをつくるために自分が居心地いい場と人間観関係の構築を頑張ります。


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