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女性に対する親切はあなたの怒りの原因となる

ナンパを始めて女性を口説く機会が増えてくると、
相手の女性に怒りを覚えてしまうような場面に遭遇することがある。

アポの店を予約したのに女性がドタキャンしたとか、
女性にアポ中ずっとスマホをいじられたとか、         
全オゴリしたのにありがとうの一言も言われなかったとか、
リクエストされた高級な食事をおごったのに
その後ラインを無視されたとか、
セケシスをして良い感じの関係になって、
次第に彼女のことを好きになって、
だから正式な彼女として迎えようと
豪華に準備して告白したらフラれたとか、
とにかくこちらは相手の女性に喜んで貰いたい、
不便がないようにしてあげたいという純粋な気持ちでやったことなのに、
それをむげにするなんて、本当にひどい女だ、と。

親切でやったことを足蹴にするなんて、人として有り得ない、と。

そう思ったことは何度もあると思う。

だが、この考えを持ち続ける限り、
女性と平穏に過ごす日々は永遠に訪れることはない。

この現象の原因はコミュニケーションのズレにある。

つまり「親切」という行為に内在する罠にある。

なぜ女性に対して怒って(いかって)しまうのか?

それは、親切という行為に内在する期待が原因である。

人は、人に親切をしたら感謝が返ってくると思っている。

電車で老人に席を譲れば、
その老人から「ありがとう」と言われると思っている。

だが現実はそうはならない。

電車で老人に席を譲れば、
「てめえ、俺のことジジイだと思ってるのか!!」 と怒鳴られ、
あるいは 「ふざけるな!本当は座っていたいくせに、
嫌々なのが分かるんだよ!」 と、
大勢が見ている車内で説教を受けることになる。

他には、前を歩く女の子が落とし物をしたので、
それを拾って彼女の肩を叩いて落とし物を渡せば、
彼女は喜んで感謝してくれると思うだろう。

しかし現実は違う。

肩を叩いた瞬間に『キャッ!!』と叫ばれ、
痴漢犯◯者を見るような目を向けられる。

その反応に驚きながらも、恐る恐る落とし物を渡すと、
相手は疑いの眼差しを向けたままそれを受け取り、
ありがとうも言わずに足早に去っていく。

ショックを受けるだろう。

こんな仕打ちを受けたら、
ただ純粋に相手のためにやっただけなのにひどい!

という気持ちが沸き起こるのは当然だろう。

しかしこれらも、親切の罠の範疇だ。

裏切られたと思うのは、相手の行動に期待をしているからである。

相手に、喜んでくれるだろう、感謝してくれるだろう、
と思ってしまっているからである。

そうではない。

相手は、こちらが予想するリアクションを必ずするとは限らない。

親切をしたら感謝が返ってくるとは限らない。

相手にとってはそれが不快だったり、
して欲しくない行動であったりする。

人は無意識のうちに親切に、「見返り」という期待を込める。

だがそれが結果的にあなたの怒りの原因になる。

アポを許諾する女の子も、
OKを出したからといってその度合が常に100とは限らない。

OKをしたものの、OK度合いは60くらいで、
NG度合いも40くらいの「OK」であったりする。

しかもその比率は常に時間とともに変化する。

なので、アポの直前になって、
OKとNGが52:48くらいに揺れていたのが、
ギリギリ49:51みたいになってしまい、
『やっぱり行けません』となることだってある。

男は当然

「OKしたのにドタキャンなんて人としてあり得ない!」
「予約もしたのに、人として常識がない!」
「店の人にも迷惑をかけているじゃないか!最低だ!」

と叫ぶだろう。

しかし人の気持ちというのは、
上記したようにOK:NGの割合が100:0みたいにはっきりしたものではない。

そのため、特に契約行為でもない、
ビジネスでもない

「好意をベースとした男女の会合」

においては、 NGの割合が高くなった時点で、
別にドタキャンしてもしょうがないのである。

ご飯代をおごることにしても、
最初から『おごって』と要求されていなかったら、
おごることは男性が勝手にやったことである。

なので女性には『ごちそうさま♪』と言わなきゃいけない義務はないし、
そんな契約は最初から成立していない。

セケフレを恋人に昇格してあげようとしたのに振りやがって、
と女性に怒っても、 もともと女性はセケフレの関係を
望んでいただけというケースもある。

そう思う女性に告白しても、

『うわ、この男、重すぎ、、』

と思われて引かれるだけである。

こんなことを読むと、だったらもう女には何も期待しない、
とか、 もう誰にも親切なんてしない、女なんてクソだ、
という意見が出てきてしまうかもしれないが、 そうではない。

解決法はある。

解決法。

それは口説きはパターンゲームだと認識すること。

女性に対してアクションを起こして、その結果を観察する、
というイメージで活動すること。

女性に対して何かアクションをする。

それが以外な結果だったとしたら、
「あ、この子はこう返してくるのか」と分析する。

範疇外のリアクションが来ても、
「うわ、こういう返し方してくるのか」と受け止める。

そして、自分の経験と照らし合わせて、
この子はどんなタイプの(パターンの)子であるかを、類型に分けていく。

例えば、

「x,y,z日のうちどれか1日なら大丈夫だけど、都合いい日ある?」

みたいにアポの日程調整をしているとする。

すると彼女は、『全部ムリ!』みたいに短文で返してきたりする。

この時点で、

「こっちが丁寧に連絡してるのに、代替案も提案しないで、
しかも短文だけで返すなんて、なんて常識のないクソな女なんだ!」

と怒る人もいるかもしれない。

しかし怒りをぶちまけてもセケシスはできない。

そうではない。

こういう場合はパターン分けをしていく。

この時点で男性に対してそこまで興味がないという可能性もある。

しかしそうではなく、ただ単純にこの子は
「聞かれたことに短文で答える子」というパターンも有る。

この日どう?

と聞かれたので、だめ、と答えただけ。

なので、「じゃあ次の週の****は?」みたいに聞くと、
『xx日なら大丈夫!』みたいにさらっと返ってきたりする。

そしてその日にアポると、
本当に余裕でノーグダでゲットできたりする。

(その子は何もかも受け身な子だった、というパターン)

こうやってパターン分けをしていくのだ。

例えば全オゴリしたのに何も言わない子は、
ああ、何も言わない子なんだな、とまず事実を受け止める。

そして、何も言わない子の中には、

『どうせこのあとセケシするんだから、
お金は全部男が出して当たり前でしょ』

という考えの子もいる。

つまり全オゴリに対して何も言わない子の中には、
確かにご飯をたかるだけ(食って逃げようとする)の子もいるのだが、
そうではなくその後でセカシをしてもいいかな、
と考えているパターンもあるということ。

このように、こちらのアクションに対する
リアクションを貴重な情報源として取り入れ、
パターン化してその後の打ち手を決めていくのだ。

そしてもしどのパターンにも当てはまらないリアクションをされたら、
それは実は本当に貴重な情報だ。

それは新たな情報であり、貴重な経験であり、
今後の口説きに活かせる活きた教材となる。

自分の知らないこんなパターンがあるのかと感謝をするのだ。

ふざけるな!とキレている暇はない。

キレて相手を説教したりしても、
相手は絶対に変わらないし今後の口説きにもなんの良いこともない。

考えてアクションを起こし、リアクションを予想する。

そして実際に生まれたリアクションをもとに、
今後の口説きに活かしていく。

この作業を徹底していると、キレている暇なんてないのだ。

とはいえ、キレないとは言え、
がっかりすることはあっても全然構わない。

自分だってそうだ。

凄く良いと思ってた子が、あるアクションに対して、
期待するリアクションをしてくれなかった。

その時はショックだった。

ああ、本当に良い子だと思っていたのに、
こういうリアクションをする子だったんだ。

そういうパターンの子だったのか、、 と、
心底悲しくなってしまうことはある。

自分の中で、無意識のうちに彼女に対する期待が募っていたのだ。

こうであって欲しい、自分にとっての理想的な、
こういう最高の女であって欲しい、というエゴが、
自分の中で育ってしまっていて、
それを無意識に彼女に押し付けていたのだ。

そういうことだってあるし、人間なので、
そう期待してしまっても仕方がないと思う。

だが、ブチギレるのは違うと思っている。

そういう時は、ただただがっかりするしかない。

そして、また違う女性を口説いていくしか他はない。

相手を変えることはほぼ不可能だし、
押し付けたとしても心の奥底は変わらない。

なのでさらなるマッチングを求めて次に進むしか無い。

こうして自分に合った女性を探していくのだ。

完璧なマッチングなんてありっこない、
という声も聞こえてきそうだが、 活動をしていたり、
恋をしていたりすると、

「ああ、これが話に聞いていた『完璧なマッチング』なのか、、」

と思う時というのはやってくる。

嘘だろ、こんなことってあるのか、と思いつつも、
本当に心の底から彼女とマッチングしていると感じられる。

そう思える。

心の底から一つになっている気がする、なんて、
冗談みたいな気持ちになれる体験というのは出来るし、経験できる。

全然マッチングしないことが当然の世界で生きているからこそ、
このような奇跡のマッチングに出会えた時の感動は大きくなる。

なので、結局は出会いの母数を多くして、
よりよいマッチングを目指してどんどん進むことが一番になる。

親切をしたのに期待通りのリアクションが
貰えずにキレているなんていう暇は本来ない。

ベストマッチングというものは、
そもそもなかなか訪れるものではないから。

たいてい価値観というものは、
許容し難いレベルにズレているものなのだ。

マイナスなリアクションを受けても、
ああ、こういうパターンの子なのか、
と冷静に対処していくのが一番良い。

実際は数をこなしていけば、いちいち反応していく暇はなくなる。

そうやって怒ることもどんどん無くなる。

基本は全員に対して冷静に対処していき、たまに良い子に出会えたら、
その時は感情フルオープンでその子との恋愛を楽しんでいけば良い。

—-

そして親切に関しては、最後はスタンスの問題になる。

相手にリアクションの期待はしない。

しかし自分がしたいと思うスタンスで行動をする。

老人に席を譲る問題に関して。

自分の場合は黙って席を立ち、その場を離れる。

自分は、自分の祖母や祖父のような年齢の人が電車内で立っている中、
自分だけ座っているようなことはできない。

なので席を立つ。

眼の前の女性が落とし物をしたら、
それを拾って「すみませーん!」と声を出す。

そして振り向いてもらう。

そして落としたものを見せる。

反応があれば渡す。

日頃ナンパをしている身として、いきなり女性を、
女性の視界の外から「触る」ことがどれだけ
女性に恐怖を与えるかは分かっている。

なので聴覚、つまり「声」で彼女に気付いてもらう。

どうしても気付いてもらえなかったり、
距離が離れてしまった場合は、やむを得ないため交番に届ける。

匿名として届ける。

女性に対してもそう。

活動していればドタキャンはされるし、ある程度は食い逃げをされる。

だがそれはナンパというパッケージに含まれていることなのだ。

なのである程度の対策をしたら、それ以上は受け入れる。

中高時代の部活と同じで、部活は楽しいことだけではない。

つらい練習があってこその、輝かしい青春の出来事となる。

そもそも予約なしで大丈夫な店を使うとか、
待ち合わせギリギリで電話予約するとか、
たかられてもダメージのない、
単価の安い(しかしおしゃれな)店を選ぶとか、
出来る限りの対策をした上で、その上での被害はすべて受け入れる。

全員が全員、こちらが期待したリアクションをしてくれると思わないこと。

このような達観のスタンスが、一番傷つかずダメージのない、
長続きできるスタンスとなるし、 良い女性ほど、
男性のそういう「余裕感」というものをちゃんと
見抜いて評価してくれる。

そう信じて活動すべきだし、
そう信じることで実際にそういう良い女性に出会えるようになる。

その日を信じて前に進もう。

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