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不正の発見と防止(その1)

船場みなみ:コンサルタント助手、将来は一人前のコンサルタントになりたく日々勉強中!

船場みなみです!みんな!不正をどう見つけて防ぐかについて考えていこうよ!

~財務諸表の不正の発見~

比較財務諸表ってのは、今と過去の会計期間に関する情報を提供してるんだ。これらの数字を比率やパーセンテージに変換すると、財務諸表を見る人は、年ごとの全体の変化だけでなく、数字同士の関係性に基づいた分析もできるようになるんだよ。不正を見つけるためには、金額の関係や変化の理由を把握するのが大事なんだ。財務諸表の分析は、大まかに3つに分けられるんだ。

・垂直分析
・水平分析
・比率分析

●垂直分析

「垂直分析」ってのは、損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書の項目間の関係を、パーセントで表示して分析する手法のことなんだ。この手法は百分率財務諸表って呼ばれることもあるよ。損益計算書の垂直分析では、純売上を100%として考えるんだけど、貸借対照表では、資産合計の資産欄や負債と資本の合計もそれぞれ100%になるように表示されるの。それ以外の項目は、それらの数値に対するパーセントで表示されるんだ。

●水平分析

「水平分析」ってのは、財務諸表の個別項目のパーセンテージの変化を、ある年度と別の年度との間で比較する手法のことなんだ。最初の年度が基準になって、次の年度の変化は基準年度とのパーセンテージで表示されるの。

●比率分析

「比率分析」ってのは、財務諸表上の2つの異なる金額の関係を調べる手法のことなんだよ。関係性や対比がこの分析のポイントだね。この比率分析を使うと、財務諸表のデータを元にして企業を評価できるんだ。普通、財務比率は企業の業界平均値と比べることが多いんだ。
財務比率が一年から次の年、あるいは数年間で大きく変わると、何か問題が起きてる可能性が高いんだ。そういう時は、会計の書類をしっかりと調べてみるべきだね。例えば、流動比率が急激に減少してる場合は、流動負債の増加や資産の減少が原因かもしれないし、時には不正を隠すために行われてる可能性もあるんだ。

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