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遠足@西葛西

知人が、遠足にさそってくれた。
場所は西葛西。プチインディアンタウンらしい。
彼女は前日、「明日の遠足の訪問予定地🎵」と、いくつかのインド雑貨、スイーツ、インド料理などの写真付きお店のURLを送ってくれた。
心おどる🎵
6年ほど前に、南インドの友人を訪ねた。
30年以上前、ネパールを旅行した帰りに北インド(ニューデリー)を訪ねた。
いずれの旅においても💢と👀な体験をした。
ぷんぷんしたこともあり、それを当地の方に伝えたこともある。
しかししかあし、帰国して何日か経つと、インドが懐かしくなり「また行こう」と思えてくるのだ。
南インドに住む人々は、往々にして気持ちがおだやかで日本人の気性に近いと言う。うん。たぶんそう。
対してニューデリーなど北インドの方々は、虎視眈々と日本人をカナヅルとして接してくると聞く。たしかにそんな面はある。

ただ、どんなときでも、きっと、日本でもそうだと思うけれど、捉え方と対策(対応)次第の気がする。
虎視眈々と狙われる、のだとしても命ではなくお金。
お金のために、言葉たくみに(?)というか、日本人には想像できない表現や対応により日本人の心のスキに入り込んでくる。
それも「そういうもんだ」という前提で対応していれば、楽しくもなってくるものだ。

久々に、そんな雰囲気を西葛西で味わった。でも印象として、日本のインディアンピーポーは、みなさん気さくで陽気で「常識的」。しかも日本語も堪能な方が多い。

1店目は、雑貨店。日本の一般的なコンビニエンスストアの4分の1ぐらいのスペースだろうか。
通路は狭くほぼ「棚」の状態の店内には、その棚にフルーツの缶詰やら、さまざまな種類のスパイスやら、スナック類やらが並ぶ。
初めてみる食材も多く、一つ一つ見て、なんなのかを解明するうちに日が暮れてしまいそうだ。

なかにピンクソルトがあったので、「おお!」と歓喜の気持ちを湧き立たせ、入手する。店主は快く、もちろん、価格どおりに(笑)、販売してくれて、手元にあったスナック菓子をおまけにつけてくれた。

2店目もほぼ同様の品揃え。いわゆる「主食」となるようなヌードル類や穀類が並ぶ。
「ギー」という食材を見つけたので何なのか店員の方に質問すると、牛のオイルだという。バターよりも純度の高い「油」のようだ。
入手しなかったけれど初めて見た食材なので気になる。
案内の知人からは別れたあとでLINEがきて「ギーをこんど試してみようと思うよ。味わったら感想を送るね」とメッセージしてくれた。
ネットで調べると、便秘解消やらお肌ツヤツヤやら、アンチアイジングと健康によさそうである。

この店でもやはり瓶詰めのピンクソルトと袋詰めのピンクの粉があったので「同じものなのか?」と奥の店員さんたちに声をかけた。
そのうちの若い一人は、「うん」と肯定。
すかさず店主とおぼしき年配者が「袋入りのは辛い、ピンクソルトとはちがう」という主旨のことをいう。おそらくこちらが正しいのだろう。
「言ってること、ちがうやんか!」と、くだんの若い店主に怒りの感情をいだいたり、それを言葉にする気持ちはさらさらない🎵
「あゝ、これぞインド!」と懐かしさと楽しさいっぱいでワクワク感が爆上がりだ。

少し前、テレビのバラエテイ番組で、インドの街角を何ヶ所か訪ねて「自分を今日泊めてくれないか」と、突撃宿泊りクエストをしてみる、という試みを行なっていた。
するとほぼ全員が「もちろん!来て!」とウェルカム肯定した。
「こまっている人がいたら、助けるのは当然でしょ」と、みなさん陽気に、また温かく応答する。
おお、インドの方、愛いっぱい。地球人みなきょうだい。
番組では、その場で「じゃあ連絡先を教えて。また夕方に連絡するね」と伝え、ほかの人たちはどうか、トライを続ける。
そして夕方。
連絡先をゲットしたみなさんに連絡するとことごとくお返事はNG、となる。

スタジオで、彼の国ご出身の出演者にそうした理由を尋ねると「だってその場で困っている人の役に立とうと思ったのだから」「いいよ、と伝えれば、相手の方がうれしくなるでしょ。わたしもうれしいし」。
ふむ。理屈は合っている。

インド雑貨店の店員さんも、肯定によって相手が安心するならそれがべスト、と無意識のうちに判断されたのだろう。
インドの方々ならではの優しさ。

西葛西遠足は、その後、他の店でチャイをいただいて、知人の東南アジア旅行の楽しいお話をお聞きしながらのおしゃベリタイムを楽しんだあとに終了。
帰り際、「激安フラワーショップ」に立ち寄りシクラメンの鉢を500円で購入する。

西葛西タウン、また行くわ!
今度は、南インドと北インド料理を食べよう*^^*

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