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睡眠とテニス

テニスにとって最も重要な才能は、

①12歳までに専念して活動し始めること。
②優秀なコーチに出会うこと。
③それを支える家族のもとに生まれること。

それ以外のフィジカル的な才能、例えば身長が高い、肩が強い、足が速いといったことは、上記の3つに比べれば重要ではありません。つまり、筋力的な優位性やメインフレーム的な大きさ(骨格)よりも、脳神経的なプロセスの方が重要視されるゲームだということです。脳を活性化するということに重点を置くのは自然なことです。効率よくパフォーマンスを発揮させるためには、

「睡眠が重要」

です。これについては、さまざまな研究がなされています。睡眠の質を上げ、練習の成果を脳に定着させ、神経的なプロセスの成果を発揮させる方法、また、試合中に

「脳の性能」

をいかに発揮させるかという点で、睡眠は非常に重要な要素です。

睡眠不足では、技量を十分に発揮させることが難しく、上達もしにくいということです。であるならば、
まず

①睡眠の量を確保すべきです。

少なくとも、幼少期には十分な睡眠時間を確保し、その睡眠の質も向上させるべきです。いかなる睡眠が、

「良い睡眠か?」

というのは、現代の学術においても非常に重要な問題ですが、

「原始的な方法での行動」

をクリーンにして、睡眠を向上させることは可能です。例えば、

②夕方以降カフェインを含むものを飲まない。

ことです。炭酸飲料と言えば思い浮かぶのはコーラのようなものですが、それは炭酸や糖分がスポーツアスリートにとってプラスに働くとは限らず、含まれるカフェインが睡眠の質を下げる可能性があります。また、コーヒーなどの有益な飲み物であっても、

「夕方以降の摂取は控えるべきです。」

また、昨今のような生活環境、例えばスマートフォンのようなものがブルーライトを発し、それが目に入ることも問題です。テニス選手を志すのであれば、

③少なくとも20時21時以降はスマートフォンから手を離すべきです。

貴方がすべきことはソーシャルゲームに興じるのではなく、一刻も早く睡眠の準備を整え、ベッドに入ることです。テニスは極めて脳神経的なプロセスの重要度が高いゲームです。いかにして能力を十分に発揮させるかということがとても重要です。十分な刺激(練習や試合)と栄養、そして睡眠が重要であることは、十分に理解できるでしょう。まとめると、テニスが上手くなりたいのであれば、

①睡眠の量に気をつけること、
②睡眠の質を上げるために夕方以降カフェインや刺激物をできるだけ取らないこと、
③スマートフォンのような光るもの、ブルーライトのものからできるだけ目を離すことが重要です。

以上の3点が非常に重要なポイントです。コーヒーや炭酸飲料、コーラを飲まないことだけがポイントではありません。テニス選手として生活するために重要なポイントをしっかりと押さえるということです。これは幼少期であればあるほど効果的です。

そしてもちろん成人にとって、重要なポイントですが、ここでは

「最も睡眠阻害物質であるアルコール」

については記述していません。アルコールはストレスを発散させ、睡眠に導入してくれると
考る方が少ないのですが、睡眠の3時間前には飲み終わるべきです。選手として生活するのであれば、

「二日酔いになるほどの深酒や
トイレに起きてしまうようなタイミングまで
飲む。」

ことは、避けるべきです。優れた睡眠は生活の質を向上させます。それは社会人であっても、アスリートであっても、選手であっても変わりません。
皆さんが良い睡眠とプレーを手に出来ます
ように。

テニプラ

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