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知らないと損する筋トレの効果

今回は、筋トレしてみなよ、飛ぶぞ!?と言った内容です。

筋トレして、何を目指してるの?と言う人。
もう、そんな時代遅れのことを言ってると、小馬鹿にされますよ。

逆に聞きましょう。
あなたは何故筋トレしないの?

1980年代の情報だけだったら、「筋トレして脳まで筋肉になってんじゃね?」と言うブラックジョークが通用しました。

今は、逆です。

「筋トレしねーの?だせー!!」と言われても仕方ありません。

筋トレを行うことで、爆発的なメリットがあることがわかってきたんです。
私は、100年くらい前から体感してますが。

今回は、みんなが知らない(かもしれない)メリットを中心にお話ししたいと思います。
もし知っていたら、謝罪しますね。

読んだ後は、みなさんスクワットなどの筋トレをしているでしょう。

筋トレしないとダメ?

筋肉量のピークは30歳(少し前くらい)と言われています。
このピークを過ぎると、特に下肢筋は0.5~1%ずつ減っていくとされてます。

30歳くらいから徐々に筋肉量が減り始め、40〜50歳あたりで、落ちるスピードが速くなって、1年で1%ずつ落ちていきます。
何もしないと、30歳から80歳までの50年間で大腿の筋肉量は半分くらいなってしまいます。
病院や、老人保健施設に入所している人は、この状態になってます。

筋肉が落ちることがそんなに問題なの?

バカヤロウ!問題にキマッテイルダロウ!(厚切りジェイソン風)

病気などで寝たきりになると、下肢の筋肉は1日で0.5%減少します。
病気じゃなくても、1日寝れてば0.5%筋肉が減ってしまうんです。

2日寝ているだけで、1年分の筋肉量が落ちてしまいます。
2日寝たきりだったら、1歳老ける。

そして、病死と筋トレも深ー関係があるんです。

最近のラットの研究を紹介します。
がんを移植したラットに対して、筋肉を増強する薬物を投与した群と投与しない対照群を設定した研究です。
対照群は、筋肉がどんどん萎縮して死亡したのに対し、筋肉が減らないようにしたラットは、寿命が著しく延びたとされています。
もちろん、ラット研究だから人間に適用できるかは精査が必要です。

しかし、アメリカのがん学会は癌患者に対して、週2回の筋トレと週150時間(だったと思う)の有酸素運動を推奨しているのも頷けます。

以前から、コホート研究などで家でもジムでも筋トレなどの運動を行うと、死亡率が最大で40%低下することがわかってますしね。

そして、肥満より運動不足の人の方が、2倍死亡率が高いこともわかってます。

死にたくなければ、筋トレしよう!

ね、筋トレしたくなったでしょ?
えっ?まだ?

じゃあ、続けるね。

マイオカインって知ってる?

筋トレを行うと、成長ホルモンや、性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどが多く分泌されることがわかってます。

これらの効果はみんな知っているので一回置いておきます。
効果を一言で言うと若返っちゃう!って感じですので。

最近では、筋肉も同じようにホルモン用物質を分泌していることがわかってきました。

筋肉から直接出るホルモン用物質を総称して「マイオカイン」と言います。

総称と言いましたが、現在は100種類以上のマイオカインが報告されているそうです。
→機能が確かなものは30種類程度らしいです。

そのうちの一つ、イリシン(アイリシン)は、海馬の機能を高める働きがあるようです。
海馬は短期記憶に深い関係があります。
うつ病などは、ここの血流が低下していることが明らかになっています。

海馬の働きが高まると、逆に自己効力感が高まりそうです。
ムキムキな人が、自信に満々に見えるのも頷けそうですね。

イリシンが増えると、海馬の働きだけではなく、脳由来神経栄養因子(BDNF)を増やす効果が認められています。
脳由来神経栄養因子が増える=脳内ネットワークが密になるんですね。

そう、筋トレすると高確率で頭が良くなるんです。

さらに、マイオカインの一つスパークと呼ばれる物質も紹介しますね。
大腸癌細胞を自死(アポトーシス)に追い込む働きがあるようです。
以前は、筋トレする人に大腸がんが少なかったのは、腹筋が強くて便秘が少ないからと信じられていたようです。
しかし、理論が覆ったようです。

筋トレすると、マイオカインが、
「おい、大腸に変な奴がいるから、いじめちゃおうぜ!!」
といじめまくって、自死に追い込むんです(人間相手にいじめはダメ、絶対!!)。

さらに、マイオカインによって、免疫力を高めたり、動脈硬化の予防をしたり、脂肪を分解したり、白色を褐色脂肪細胞にしたりします。

ねー。筋トレしたくなった?
えっ?まだ?
まじか!?

7000kcalの誤解

ダイエットの指導で、7000kcalの誤解が生まれることがあります。

7000kcalの負債を出すと、脂肪が1kg減る。
と言うやつです。

これは、意外と多くの人が間違ってます。

これを理解するために、前提としての知識を一つ。
筋肉は1kgあたりの基礎代謝量は、1日20〜50Kcalとされています。
トレーニングによって、筋肉を1kg増やした場合は、自律神経の活性化による効果が加わり、1日約50kcal代謝が増えていくんですね。

筋トレによって、筋肉量が1kgが増えると、1年で18,250kcal自然に消費されます。

脂肪は1kg7000kcalの熱量を持っています。
筋肉が1kg増えると、1年で2.5kg勝手に減っちゃうんですね。
→基礎代謝が増えるってことね。
→50✖️365=18250

ただただ、栄養摂取を控えて痩せていく方法をとると、筋肉量だけが減ってしまうこともあります。
風邪ひいて寝てたりすると、勝手に体重が減ってしまう状態のことです。

1kg体重が減っても、筋肉だけが減っていたとしたら、逆に太りやすい体になってしまいます。

1年で、脂肪が2.5kg増えていくような体に変化するんですね。

年齢とともに筋肉量が減っていけば、太りやすくなる理由がここにあります。
2歳“トシ“取れば、2年前より2.5kg太りやすくなる。
筋肉増やさなきゃ!ってなりますよね!?

年齢を重ねて、食事だけでダイエットするのは、太りやすい体に向かって一直線にダッシュしているようなものです。
さらに老けてしまいます。

問題は、そこに気づいていない可能性が高いことです。
気づいていたら、すでに筋トレしてますよね。

7000kcalをどのように消費するか?
それが大事になると言うことですね。

ね。
筋トレしたくなったでしょ?
つーか、スクワットしながら読んでるでしょ?

まだ?頑固っすね。

まとめ

① 30歳を過ぎると、筋肉量は減っていく。
②筋トレすることで、死亡するリスクが減る。
③マイオカインによって、頭が良くなったり、がん細胞を自死に追い込んだり、糖尿病になりにくかったりする。
④栄養摂取を控えるだけのダイエットをすると、逆に太りやすくなる。
⑤(今日は触れていないけど)筋トレするとテストステロン量が上がり、自己効力感が上がる→仕事ができる人になる。
⑥(今日は触れてないけど)筋トレすると、精神安定にも良い効果を示す。

ちなみに、リハビリテーションの観点から見ると、サルコペニア、フレイル、ロコモの状態を脱出する方法は、筋トレです(栄養も必要)。

サルコペニア,フレイル,ロコモを改善することで,引きこもりの老人を外に出すことができます。

そのことで、老人たちのQOLを爆上げし、日本の社会保障費を下げることができ、我々の税金が減る可能性もあります。
→つーか、俺らは70過ぎまで働くだろうけど。

筋トレの効果は無限にあるので書ききれませんが、この辺にしておきますね。

人生における悩みの99%を改善することができる。
それが、筋トレです。

ね。
筋トレしたくなったでしょ。
スクワットしながらよんでるの?
さすが!

では、またねー。

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