動画を今週からアップします。


2019年11月に「手のひら先生の高麗手指鍼療法」を上梓しました。

この本のメイン・コンセプトの解説を動画にします。

今までに無かった本の中身なので、同業の鍼灸師の方の方が戸惑っているかもしれません。

捕捉の意味も込めて動画を企画しました。

1 2019年秋の出版予定でした

 そのため5月中に原稿を上げなければなりませんでした。

出版しようとは考えていました。よくあるこののツボに鍼を刺すと肩こりが簡単に治る、そのような解説書にするつもりはありませんでした。

一般の方にも「韓国で生まれた高麗手指鍼は、このような見方をすると今までに無かった鍼治療に変わるのです」と言うメッセージを届けたい願がありました。

2 既存の鍼治療とはどのような構造か

腰痛肩こり専門の治療法と言うのが、一般的な認識だと思います。

しかし単にツボと言われるところに鍼を打てば痛みが治る、その認識が少しでも変わってくれたらと言う思いもありました。

3 手のひら先生の高麗手指鍼療法

50年前韓国で発明された「高麗手指鍼」ですが、それに「手のひら先生の」と言う冠を被せたのは、中身がかなり進化したからです。

進化した1回目の転換点は、金成万先生の死でした。

先生が交通事故に合い亡くなる前にお見舞いに行くと、衝撃的なことを教えてくれたことでした。

先生は後に書きますが、ヤクルトや阪神 楽天球団で監督をされた野村克也さんが日本に招聘された方でした。

後に末期の肺がんも治す鍼灸師として、テレビで有名になられた方でした。

亡くなるほんの少し前にお見舞いに行くと、セミナーでは話されなかったことなど話してくれて二人で意見を交わしました。

衝撃的なことだったので後に自分で精査すると、やはり正しいことだったのかと改めて先生を評価したのです。

2回目の転換は私が12年前に脳溢血になり、ベットの上で治療しても効果が出なかったことでした。

「このままじゃだめだ!もっと何かを見つけなければ」と思ったことでした。

その1年後妹がパーキンソン病を発症し、これは何が何でも脳を治療できるツボを見つけねばと思ったことでした。

それまで何年も突破口を見つけられませんでしたが、切羽詰まると「願いはかなう」ではないのですが道が開けました。

3回目の転換点は、2018年の韓日学術大会論文発表でした。

脳溢血後それまで2年に1度参加していた大会を欠席していました。

参加してみようかと思い、それまでの治療をまとめましたが、思ってもみなかったことですが結論が書けません。

フェーズ(位相)とは何か?治療には使っていたのですが、何を意味するのかを問われても答えられません。

1か月朝晩四六時中考えましたが、まともると言うよりも答えが浮かんでこなかったのです。

4 進化論?

卒論の時を思い出してしまいました。

あの時も最後は悩みに悩んだことでした。

フェーズはフランス人医師ポール・ノジェ博士の耳鍼に習ったものですが、彼はフェーズの意味を語っていません。

今思えば納得するのですが、フェーズを発見したことは大発見でした。

すでに手元にあった東京芸術大学三木茂夫教授の「生命形態学序説」を開きました。

その進化の図を見て閃きました!

フェーズとは進化の段階かも?

博士はフェーズは5か6あると書いていますが、詳細なツボはフェーズは3つまでです。

手のひらにフェーズⅠ~Ⅲまでのつぼを発見し、フェーズごと臓器のツボを検証しました。

案の定フェーズⅠ~Ⅲは、進化の通り魚・鳥・人間の脳と臓器のツボに相当するものでした。

論文提出期限に間に合って結論が出ました。

しかし会場の方たちは経験はあるでしょうが、専門の訓練を積んでいない方たちだったので反応はありませんでした。

この理論を実践したので妹のパーキンソン病はほぼ症状が出なくなりました。

5 脳のツボは手指鍼講座には載っていないものです。

脳のツボは今までなかったので、脳神経を直接はり治療は出来ませんでした。

またフェーズⅠ~Ⅲまでのつぼは手のひら全体に広がるので、手のひらに大きな傷をすることは脳を傷めることが理解できました。

そもそも紀元前に源典が書かれた時、脳は何をする臓器とは誰も分からなかったのです。

頭皮にはいくつもツボが描かれていますが、これは目や耳や体を治すためのものです。

山元式新頭針療法を発明された山元博士でも、詳細な脳神経を調整するツボは描かれていません。

ゾーンという考え方で治療法も行うものです。

詳細な脳神経のツボは、ノジェ博士と私の手のひらのツボだけです。

あとは様々な頭皮治療法で行われているのは、ゾーンと言う考え方になります。

出版後悪評は1件ありました。高評価は3件です。

その中の1件は上場企業で役員をされた方が、「これは俺には書けない」と言われたそうです。

あと2件の方も上場企業に努められている方で、治療にも来られたので聞いてみました。

「鍼治療に進化論を融合させたのはすごい!」というものでした。

ほっとしたと同時に異業種ですが、意識が高い方には受け入れられるのだと思いました。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。