見出し画像

2022年 上半期の"上"。私的ベスト数選


完全に思いつきで書きます。

2022年も早いものでもう3ヶ月が経ちました。

自分の中の新年の"厄"はようやく薄れてきました。

3ヶ月という短い期間でも新譜は毎週めちゃくちゃ出てて、結論から言うと全く追えてる気はしません(多すぎ、無理)。最近は以前のような"バンド至上主義"みたいな、バンド編成でやってたらとりあえずカッコよく聴こえる!みたいなものは自分の中でかなり薄れてきまして。そのおかげで聴けるジャンルもかなり広がりました。それ自体は良いことなんですが、結果的に範囲広過ぎて追えない(多すぎ。無理)という現在であります。

自分の中の軸にインディーロックがあるってのは変わりないんですが、幹が増えた感じです。葉っぱも生い茂ってきました。

旧譜とか名盤とか、別に嫌いでもないですし普通に聴きますが新譜にいつまでもリアクションしていける人間でありたいです。特に自分はレコードで買いまくってる人間なんで、曲作ってくれる人達にはなるべく現在進行形で還元してきたいです。コレクターにもならないように。リスナーで。その辺は自戒も込めて。

デジタルリリース含めるととんでもない量なんで、あくまで"レコードで買った"ものの中で良かったアルバム書いてきたいと思います。



Rex Orange County "WHO CARES?"

今んとこ1位です。"KEEP IT UP"を聴いた瞬間もう完全にやられました。出だしのストリングスが美しくて、その後のシンプルなビートにベースとピアノの乗せ方が絶妙。アルバム全体としては踊れる曲もあり、休日ゆったり聴ける曲もあり、この言語化しにくいバランス感覚が凄い。ダンス特化とか、終始リラックスしたアルバムは無限にありますがどの場面にも合うアルバムは中々ない。このどの場面にあう部分が今んとこ1位な理由かもしれません。客演もTyler, the Creatorのみで男気溢れるスタイル。Tyler, the Creatorもキャリアの中で今1番乗りに乗ってるんじゃないでしょうか。(乗ってない時期がそもそも無いのかもしれませんが。)2022年に彼が参加してるのは後々評価されそう。Tyler, the CreatorのアルバムでRex Orange Countyを起用した『Flower Boy』もあるので合わせて聴くと面白いかも。


Charil XCX "Crash"

2022年入ってHyper popが完全にシーンの主流に入りつつある中、シーンの先頭に立っていたCharliはかなりHyper popからは距離を置いてるんだろうなって勝手なイメージあります。(実際そんなTweetしてましたね。)そもそも、定義も曖昧なジャンルですが今回はクリッピングしているような所謂ステレオタイプなHyper popサウンドは完全に姿を消していて80sなサウンドからオルタナっぽいサウンドまで幅広いです。実はしっかり、"Crash"とかは制作にA.G. Cookとか絡んでてHyperうんぬんの潮流はあるんでしょうが、めちゃくちゃ聴きやすいポップアルバムに仕上がって良かったです。


Zeal & Ardor "Zeal & Ardor"

元々のコンセプトがブラックミュージック+ブラックメタルらしいです。その辺語れるほどの知識量持ち合わてないのが歯痒いですが、ジャンル的には本来混ぜたらヤバいような2つのジャンルを混ぜてアルバムとして形になってるのが凄いです。自分みたいなブラックメタルの知識を持ち合わせてない人間にもカッコいいと思えるサウンドでした。"Emersion"とかは緩急の付け方がうますぎて美しいメロディと激しいビートの繰り返しが癖になります。多分本来食わず嫌いする人多そうなジャンルだと思うんですが、自分みたいなインディーロックとかエモラップばっか聴いてる人間がカッコいいと思ったんで普段ブラックメタルとか聴かねーよって人にこそオススメしたいです。



まだまだあるんですが、とりあえず衝動が続くまで書き殴ってみました。良いレコードまだいっぱい出てます。みんな大好きWet Legも出ましたし。

レコード買わん人も年度が新しくなったのでこの機会に是非。プレーヤー持ってなくても是非。

実店舗で買うと尚良しです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?