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【40代から始める株式投資のすすめ①】株式投資、始めませんか?

以前も少し触れましたが、銀行員は株式投資ができません。だから、転職して初めて、株式投資というものに触れることになります。そこで考えて欲しいことは、株式投資とはなんたるか?ということです。

そもそも「投資」とは、利益を見込んで自己の資金を投じることを言い、機会に乗じて短期間で利益を狙う「投機」とは似て非なるものであることはご存じの通りかと思いますが、はて、それでは株式投資とは、株式に投資して利益を見込む、ということなのでしょうか?

額面通りで言えばその通りなのですが、そうではないと思っています。株式投資は単なる利益確保、金もうけではなく、もっと深い意味があります。と、その前に、まず申し上げるべきは、残念ながら世に言う株式投資家のうち、大半は株式「投機」になっている、という事実です。


投資の仕組みは単純に言えば。株価が上がるか下がるかの二択。従って、何も考えなくとも当たるときは当たるし、当たらないときは当たらない。9割の投資家が失敗する、と言われていることを考えると、むしろ何も考えずに株を購入した方が儲かるかもしれない。

だから何も考えずに利益を上げてしまった投資家は、再び何も考えずに儲けようと考える。そして儲けがなくなり、貯蓄を切り崩してまで損を出してしまう。正にそれは投機以外の何物でもありません。

投資とはそのようなものではありません。確たる根拠をもとに確たるタイミングに資金を投じ、当然の結果として利益を得る。それが投資。従って、確たる根拠を得るためには、社会経済全般、金利・為替、世の中の流行、等々、様々なことを勉強しなければなりません。

本業を抱える一方、そのような勉強をせずに楽をして設けたい、大半の人はそう考えます。だから、投機にしかならないんです。世の中に楽して儲けられるようなことはありません。絶対に。なのに、何故か一度二度、丁半博打のような株式「投機」を当てただけで、何故か自分だけは特別な必勝法を手に入れたような勘違いをしていまう。もう一度いいます。世の中に楽して儲けられるようなものは何一つありません。

そこで、初めの問いに戻ります。株式投資とはなにか。それは自らの資金を投じて利益を得るために学ぶこと。すなわち、「自立すること」なのです。銀行員時代の私は会社に敷かれたレールに乗り、会社に言われるがままに働いていました。自分を殺して会社の言うとおりにしていれば給料がもらえた。能動的に働いているようで、実は言われたことを機械的にこなすだけ。

外資系企業に転職した今、会社の仕事という意味では能動的と受動的、私はその中間地点にいると思っています。会社の目指すべき方向がありそのレールには乗る必要がある一方、会社から仕事は与えられないので、自ら仕事を作り出さなければならない。その意味では半分自立している、という感覚です。

ところが、株式投資は違います。誰かから求められているわけではない。自らの意思で、命の次に大切なお金を投じ、利益を獲得する。そのためには幅広いよのなかの情報を学び、分析しなければならない。正にその行為は、自立以外のなにものでもない、と私は思います。

だから、まだ株式投資を始めていないあなた、あるいは本当の意味で株式投資を行っていない、株式投機しか行っていないあなた、是非、株式投資を始めてみてください。何気なく流れてくる世の中のニュースひとつ、情報ひとつが、全く違い意味で聞こえてきます。そして、それは40代でも50代でも、自身が成長している、という証になります。

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