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『ソール・ライターの原点 ニューヨークの色展』(渋谷ヒカリエ)

渋谷ヒカリエで開催されているアメリカの写真家ソール・ライターの展覧会に行って来ました。
ソール・ライター自体はほぼ知らなかったんですが、良いとの評判を聴き、観にいくことに…
1950年代から20年間ほど、ファッションカメラマンとして活躍、その後、商業誌から離れて創作活動をしたという写真家。

展示は、初期のモノクロのスナップ写真に始まり…
油画(元々画家になりたかったとのこと)…
ファッション誌時代の写真とファッション誌そのもののが展示されていました。
会場の最後には、作家自体がプリントにこだわらなかったこともあり、大きなホールのスクリーンへのプロジェクターでの作品の投影なんかもありました。

やはり色彩センスと造形センスがいいなあと…
個人的には、独自の空間を切り取る方と、色彩構成のセンスの良さがこの作家の特徴なのかなあ、と思いました。

最近あんまり、写真家の展示観ていなかったんですが、たまにはいいなあと思ったりしました。
抽象絵画的な本人の油絵にも、その感覚が読み取れました。
作者の乾いた視線を感じる、静かな空間を感じる作品だと感じました。

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_saulleiter/

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