映画『winny』を観てきた

先日、「winny」を観てきました。

とても考えさせられる映画でした。

「winny」というファイル共有ソフトが、著作権を侵害していると、
違法なアップロードや海賊版の流通が横行しているとして、大きな
社会問題になった、日本で実際にあった出来事です。

この出来事は、裁判にまで発展しました。

[中立的行為による物理的幇助] が、どういった場合に有罪になるのか
という、(少なくとも)日本ではこれまで一度も争われたことのない
内容が争点だったため、海外からも大変、注目を集めた事件です。

この映画の興味深いところは、裁判の被告となった天才プログラマー
金子勇さんや、弁護士の壇俊光先生・秋田真志先生、winnyによって
不正が露見した愛媛県警の、元巡査部長であった仙波敏郎さんなどの
本名が、映画の中でそのまま役名になっているという点です。

これだけでも、制作側の本気度が、とても伝わってきます。
仙波さんは、台本の中で、ご自身と思われる人物が架空の名前になっ
ているのを見て、「なぜ本名を使わないのですか?」とおっしゃった
そうです。正しい側が素性を隠す必要はないということですね!

この映画を観て、時代に翻弄された逸材・金子勇さんのことを、たく
さんの人に、広く知って欲しいと思います。


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