「因果とは原因があって結果があるという事らしいです。
ということはその原因も何かの結果であって、遡れば際限がありません。
また、結果もまた何らかの原因となって延々と続いていくことになります。
そう想定できたとしてそれが何になるのでしょう。
何かの役に立ちますかね。
分析しているうちにまた因果が起きてしまうのではないでしょうか。
また結果を変えたいことがあったとして、
その原因となることはどうなるでしょう。
どうやってその結果のその原因を突き止めるのでしょうか。
科学だとかただの物体ならいいのですが、
それ以外となるとあまり役に立たない考え方ではないでしょうか。
つまり何かしたいことがあるとする。
そうするとどんな結果がほしいのかもある。
それを実現するためにはどうすればいいのでしょう。
因果論ではあまり意味が与えられない気がしますね。
自分のしたいことは何でしょう。
自分の意思を見失うことがあれば、因果関係が分かったとて、諦めが漂うだけがしれません。
何をしても無駄だと、結果は変えられないとそんな諦めを起こさせるかもしれません。
それなら人間は何のためにいるのでしょう。
現存在としての人間があるなら、
それを分かったところであまり意味がない気がしますね。
つまり何かを変えようとする意思が必要なのではないでしょうか。
何かを変えるとすれば何を変えるのが良いのでしょう。
それはどうやったら可能になるでしょうか。
こうしてほしい結果のために行動する方がまだ生産的ではないでしょうか。
ならば言えることは何でしょうか。
因果に拘る人はただの傍観者なのでしょうか。
そういうことになりやすいのではないでしょうか。
それならそれはやめた方がいいのではないでしょうか。
意味が果たしてある事なのでしょうか。
原因として傍観していたとか、何もしなけらば何も起きないとか、そんなことはないでしょう。
何もしないことも何らの原因になり得ます。
その結果はどうなるでしょう。
意味とはどんな意味でしょうか。
私は因果論を否定したいのではありません。
しかし、肯定するつもりもありません。
それは何故なのでしょう。
こう考えるとその原因を探ることはあまり意味のないことだと思いませんか？
これが意味あることなら、さてその結果はどうなるでしょうか。
何かできましたでしょうか。
恐らく何もできていないのではないかと思えます。
それは何故なのでしょう。
結局、希望が足りないのでしょうか。
自分から積極的に働きかけなければ与えられる結果すらないのでしょうか。
ならば何故それに拘るのでしょう。
このように何故を繰り返しても得たものがある気がしません。
これが因果論の効果なのでしょうか。」