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新日本プロレス 東京ドーム興行 イッテンヨン

感想

新日本プロレスの東京ドーム興行に行ってきました。
僕自身、現地観戦は3度目でワクワクドキドキが止まりませんでした。
第0試合から見ていたのですが、いつも見ているのに、技もわかるのに、なぜだか心にずっしりくるものがありませんでした。
はっきり言えばつまらないと感じました。
このnoteではその理由スポーツビジネス的側面から考えていこうと思います。

つまらないと感じた理由1:リングとの距離感

僕は幸運なことにアリーナで観戦することができました。
しかしながら東京ドームという箱ではリングは小さすぎました。
プロレスは基本的に陸上0mで競技が進行します(もちろん高く飛ぶこともあります)そのため、いくら長身でもいくらハイフライヤーでもこじんまりとしてしまう感じがありました。

つまらないと感じた理由2:普段の慣れとしての音声がない

いつもはNJPWWORLDにて観戦しています。
そこでは当たり前のように実況をしてくれるアナウンサーがいて、当たり前のように高いレベルでの解説をしてくれる解説者がいます。
しかし、会場では当たり前ですが、声援、歓声以外の音は何もありません。
ここに少し物足りなさを感じたのも事実です。

つまらないと感じた理由3:これはプロレスなのか殺し合いなのか

もちろん選手たちは命がけでものすごい試合をしているのは重々承知しています。今日も飯伏選手が試合後に担架に乗せられて会場を後にしていました。
何が問題なのかというとプロレスと殺し合いがほぼ交互に行われたことです。
僕はプロレスにはプロレスを求めていて、殺し合いや総合格闘技的な受けのない殴り合いには興味がありません。
そのため、今日の試合で反則裁定なしの試合や本気で潰しに行く試合と交互の感覚でプロレスを見せられると何を求めていたのかわからなくなりました。

つまらないと感じた理由4:熱狂の伝達が起きにくい客入り率

今回の興行で東京ドームというキャパにおいて何%ほど客が入ったのかはわかりませんが、僕の肌感覚では用意した席の90%ほど入っていたように感じます。僕の肌感覚では身動きはとれるけど、隣の人との距離が圧倒的に近いという距離感が熱狂の伝達が起きやすいと考えます。

では、どうすればよいのか

1つ目のリングとの距離感は何をどうしようとも解決することはできません。これはサッカーでも野球でも同じです。しかし、両国国技館などのようにすり鉢状に、かつ急角度で席を配置することで誰の目線からもリングを直視でき、かつ、陸上0mで視聴する競技でも楽しめるのではないかと考える。


2つ目の音声がないことに関しては、なんとも言えないのが現状です。
私はサッカーが大好きで、テレビ等でサッカーを見ていると中途半端な解説をしている元プロの解説者にイライラする事もあります。
そのため、会場全体に音声を流すことは厳しいと思うし、現実出来ではありません。
しかし、玄人になるまで現地で楽しめないのも悲しいです。
そこで、考えるのが歌舞伎や美術館などで配られる音声解説ガイドを応用すればいいのではないかと考えます。
希望者に利用料200円、機械貸し出し費500円とかで機械を貸し出し、機械の返却と同時に500円は返却等にすれば素人でも十分に楽しむことができると思います。また機械のメンテナンス費等もどうにか採算がとれるのではないでしょうか?
(将来的には家にいてVR,MR等で観戦できるみたいなモデルがあればよいですね。)

3つ目はプロレスとはなにかという話ですが、これは新日本プロレスの進む道なので、プロレスを選択すれば僕はファンを続けるし、殺し合いを選択すれば僕は離れると思います。
コンテンツがどのようなものだとバズるのかは難しいですが、メイ社長を始め信じているとしか言えないです

4つ目は席の配置についてですが、これも新日本プロレスの方針としか言いようがなく、中には写真を撮影する方やTwitter等で実況する方、試合を見ながら自身のプロレスブログを更新する方など様々なので、熱伝導のみを意識した席の配置は難しいと思います。
ですが、それぞれの楽しみ方に合わせた席の棲み分けはできるのではないでしょうか?
つまり、写真を撮影したい方にはこのブロック、盛り上がりたい方にはこのブロックなどあればよいのでは無いかと思います。

最後に

スポーツビジネス的に展開すると言いつつ感想文になってしましましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
もしよろしければTwitterの方もよろしくおねがいします。

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