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寺子屋の取り組み紹介 ①

寺子屋かめいは、基本的には英語塾ですが、英語以外に、数学・算数・国語・作文の講座があります。

私は、23年半前の2000年3月、この塾を英語塾として開きましたが、高校生たちの日本語力の低さに、代名詞の指すものや人が理解できなかったり、日本語訳がうまくできなかったり、話し言葉と書き言葉の区別ができなかったり、、、そんなことに危機感を抱き、翌年から算数講座を始めました。

算数の文章題を中心に、言葉をきちんと理解できているかを確認しながら進むクラスです。同時に、当時は読書講座も作っていました。本を読み、内容を理解し、まとめ、感想を書くクラスです。ただ、読書講座は、すぐには学校の成績などには反映されず、なかなか苦戦、必要なのはわかっていても開店休業状態が続きました。

算数講座を受けている生徒たちが中学生になり、数学講座も開講しました。また、白子国語教室の川戸先生に出会い、作文講座として、私たちの読書講座への思いは引き継いでいただいています。

そして、毎年、生徒たちが中学生になると聞かれるのが、理科と社会への対応ですが、寺子屋は、英語を教材に学習の仕方を学んでもらう場所なので、英語と数学だけの受講で、自分の学習の仕方を身に着けてもらえたら、他の学習にも生かしてもらえると信じて、授業を続けています。

テスト前などは、他の科目も自習に来てもらえます。あらかじめその教科に詳しい講師やアシスタントを予約してもらったり、教材をこちらが用意したりが必要な場合は有料ですが、ただ自習に来て、ちょっとわからないことを私たちの合間を狙って聞いたり、調べ方を聞いてもらったりする分には、寺子屋の営業時間内を使ってもらえば、自由に来てもらってかまいません(ただし、教室の席が空いていない場合があるので、この場合も前もっていつ頃来ることを予定しているのかを伝えてもらう必要があります)。

寺子屋が、テスト前であっても、定休日に塾を開けないのも、そんな自習学習にも前もって来る時間を連絡してもらうのも、今、子どもたちが自分たちの都合ばかりで人を動かせると思っているという点も学力低下の原因の1つだと考えているからです。

自分のあらかじめ立てた計画や助けてくれる人の都合を考えて自分の学習を進めることー学習の土台を作る大切なものです。

そんな思いにご理解いただき、子どもたちに寺子屋での学習を促していただけるとありがたいです。

いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>