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国内(苫小牧)の状況と国外の状況 ~ちょっとだけ世界選手権を紹介~

久しぶりのnote更新になります。

決してプロアイスホッケー選手、井上光明選手のnoteを見て、久しぶりに自分も書くかぁ~なんて感化されたわけではございません。

ちなみに井上選手のトミカプラレールの記事についてはこちら↓

レールの上を歩くはずだった僕の人生が変わった時の話
レールから外れた僕が迷い込んだ「別世界」

さて、日本国内では新型コロナウィルスのまん延が拡大している時期です。

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令和3年7月半ば過ぎよりグラフが飛びぬけました。

そんな中、開催されたアイスホッケー全国高校選抜大会ではクラスターが発生。濃厚接触者900人超、現在判明の陽性者は約100人、専門家も「スポーツ大会に関係するクラスターでは最大規模ではないか」と言われる事態となってしまいました。

以降これに関わる連盟および苫小牧市関係者の対応、濃厚接触者となりながらも対応に追われ大変な時期を過ごされているかと思います。多忙な中かと思われますが自身の体調を第一に過ごしていただきたいと存じます。
また、感染者の皆様の一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。

立場上、今回の件の細かな詳細についての発言は控えますが、ただ、一方的に施設・運営・機関を責め立てるのでなく、この異常事態に少しでも多くの関係者が協力的でありサポート、提案、改善していかなくてはいけないと感じております。

感染リスクを第一に全地域の全カテゴリーの大会や活動を中止とするのは、運営側としても簡単であり非常に楽です…

今回の事柄が今後のアイスホッケー界に活かされ、大会が無事に一つでも多く開催されることを望んでおります。

さて主にこれらによる国内のアイスホッケーの現在の動きですが、

現時点では感染拡大により学生の大会が次々と中止になっております。
女子カテゴリーの国内大会も今後どうなるか…という状態です。

今後、北海道にも緊急事態宣言が発令されると施設の利用ができなくなったり、大会が中止となったりもやむを得ません。

現在は前述のクラスターにより苫小牧市内は8/14~22まで全館リンク閉鎖となっております。

かれこれ活動に大きく影響し始めて1年半。
メンタル面での浮き沈みを感じながらアスリートはパフォーマンス向上・維持を目指さなくてはいけませんので大変です。

指導者としてそんな選手達をリスペクトしてますし、そんな姿を長い期間見てきて自分がダラダラするわけにはいかないと刺激をもらい『今やれること』を考え取り組んでいます。

ワクチンの普及による見えた一筋の光の世界
しかしデルタ株の猛威により再び見え始める闇の世界
いつしか光が全ての世界を照らす頃、皆で再びあの輝きをリンクに。

(はい、名言出ました)

要はみんなで上を向いて歩きましょう。という事です。

さてそんな中、次は国際的なホッケーの話となりますが、
日本女子アイスホッケー(スマイルジャパン)がカナダで開催の世界選手権で戦います。

「あー女子は世界選手権があるんだなぁ」
「なんか延期になったとか何か前にあったよね」
「そーいやオリンピック来年だっけ?」

程度の認識の方々の為に、ちょっとだけ説明したいと思います。

現在IIHFで出されているアイスホッケーの世界ランキングがこちら↓

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この世界ランキングは過去4シーズンの世界選手権および冬季オリンピック(予選含む)の結果に基づく通算ポイントでランク付けされています。
現在、日本は世界6位に位置しています。

しかしながら下位のチェコ・ドイツとは100pt以内の差
国際大会の結果次第では、いつ2~3位のランクダウンがあってもおかしくない瀬戸際で戦っていました。

このランキング上位6チームは世界ランキングでオリンピック出場権を獲得できることから女子日本代表は2020年の世界選手権が中止となり自動的に世界ランク6位を維持、2020年の4月に予選を戦わずしてオリンピック出場が決定したとリリースされました。

ちなみに北京オリンピックは2022年2月4日~となっております。

これは決して全てがラッキーな出場権というわけではなく、世界ランクによって予選無しでオリンピック出場が決定できる範囲にそもそも位置していること自体が凄い事です。

ちなみに、

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男子の方は世界ランク25位です。

しかしながら女子アイスホッケー、五輪決定後もコロナウィルスの影響は続き、世界選手権が2度の延期、五輪イヤーにも関わらず制限付きの国内合宿のみで準備する日々を過ごしておりました。
そんな中、ワクチンの普及や感染症対策方法の確立により幸いにも今回の世界選手権が無事にカナダ:カルガリーにて開催されることなりました。

大会は世界ランクを基に、AグループとBグループに分けられリーグを行いリーグ毎の順位を決定、その後「ノックアウトステージ」いわゆる決勝トーナメントで戦います。

世界ランク1位~5位で構成されている全5ヵ国のグループA

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日本を含む世界ランク6位~12位まで5ヵ国のグループB

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なぜ9位スウェーデン、10位フランスが参加していないのか英語で調べるのが大変なので調べるのサボります。
出場国の詳細については各々でお調べください。笑

このリーグ順位でKnockout stageに振り分けられます。

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ちなみにグループBの下位2チームについては・・・

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Eliminated=「排除」
という事でKnockout stage(決勝トーナメント)には残ることができません。

まず、
日本はBグループ上位3チームに入りKnockout stageに進出すること。
Knockout stage初戦ではAグループの4位5位と当たることはありえません。Aグループでの1~3位と初戦から戦う事となりカナダ・アメリカ・フィンランド辺りと激突することが考えられます。

決勝まで残ることを考えるのであればKnockout stage初戦突破すれば2戦目はAグループ4or5位と当たることができるBグループ1位通過(いずれにせよAの3位を初戦で破らないといけない)が望ましいところでしょう。

と、大会の形式説明はこの辺にしまして、、、

選手達はこの世界選手権に参加する為、

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8/10頃から続々と現地入りし、

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それぞれの国の選手がそれぞれの方法でステイホテル(隔離期間)を過ごし、

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チームJAPANは8/22 10:30(日本時間)のフェイスオフを準備しています。

全試合のスケジュールはこちら

IIHFのInstagramではこれらの準備の様子などを更新しています。
日ア連のinstagramでは大会までのカウントダウンと選手一人一人の紹介・メッセージを更新。

日本代表メンバーはこちらから確認できます。

メンバーには私より2つも年上であり、世間では「氷上のスナイパー」と言われている久保英恵選手も参加しています。

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今年で39歳…苫小牧市立和光中学校の先輩ですが、こればっかりは久保先輩を尊敬せざるを得ません。

また、女子ゴールデン世代の活躍も見どころです。
細山田選手
小池選手
鈴木選手
大澤選手
米山選手
藤本選手
獅子内選手
この7名、同い年ではありませんが同世代であり既に引退した選手も含め上手な選手が非常に多い世代です。

男子で言う1983年生まれ世代のようなもの。
豪さん、敏さん、百目木さん、翔さん、潤さん、鬼頭さん、河合さん、坂上〇子さん…←あ、女子でした。 等々。

若手選手もローザンヌユースオリンピック2020金メダリストの伊藤選手(高校生)や、先シーズン日本一:二冠に厚く貢献した山下選手(大学1年)等々、若手選手の成長も見どころです。

また、女子2強と言われているカナダ・アメリカのホッケーにも注目。
再び2018平昌五輪のような対決が見られるかも…?

オリンピック前の貴重な国際大会の場、それぞれが高い意識で戦うであろう世界選手権、見どころ満載です。

国内のまん延が増加傾向の今、ステイホームでオンラインで応援してみてはいかがでしょうか。

また全スポーツにおいて日本代表だけでなく国際大会以外の所属チーム活動が選手達の土台です。
男女関わらず国内大会が無事に開催される際にはオンラインで応援、終息後はリンクまでぜひお越しいただいて盛り上げていただければと存じます。

それまでもう少しの間、皆さんでステイホームで応援の意識!
引き続き共に頑張りましょう!!

ガンバレ日本のアイスホッケー!

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