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ドキュメント「突然、夫が河童になると言い出しました。」VOL.2(文・てらかっぱ&漫画イラスト・寺島ヒロ)

カミサンに「職業を河童にしようと思うんだ」と言ったら「ああそう、副業もがんばってね」と言われました。バイトもがんばるてらかっぱです。

さて、河童になって一週間。さっそくのお仕事です。

地元FM大分のラジオ番組「もっとあなたと! COLORFUL PALETTE」という番組に出演してきました。

この番組の中にフレンドバレットのコーナーがありまして、笑っていいとものテレフォンショッキングのように、ゲストが次のゲストを紹介してバトンがリレーされていくのです。その番組に呼んでいただいたのです。かっぱとしての初仕事。がんばらねば。

以下、そのいきさつ。

友人の大分ラー麺's倶楽部の会長が「こんど、カラフルパレットにでるんだよ」という。

「いいな、僕もでたいな」と答えたら「じゃぁでますか」とラジオのスタッフの方に連絡してくれた。

会長も次を誰にしようか考えていたとこらしい。ナイスタイミングで会った!

番組スタッフの人に「肩書はなんですか?」と聞かれる。

あちらとしても何者か分からないと番組を組み立てにくいのだろう。さっそく「かっぱ研究家」と答えるよ。

かっぱ研究家!?ですか????

聞き返してきました。想定内の反応です。

聞き間違えじゃありません。はっきり「河童」といいました。

カラフルパレットという番組は「パークプレイス」というイオンショッピングモール内に作られてたオープンスタジオでから生放送。

放送はFM大分の電波だけでなく、パークプレイス内にも館内放送されています。

スタジオの外から見えるところに、今日のフレンドパレットのゲストの名前がしっかり書かれています。

自分でみて吹いてしまいました。

本当に『カッパ研究家』って書いてある。横を通る人はこれ見て不思議そうな顔してる。(そんな気がする)

30分ほど、パーソナリティーとプロデューサーと打ち合わせをして、本放送。横でパーソナリティーの喋りを聞いてるんだけど、やっぱプロのしゃべりはうまいね。

で、先ほどの打ち合わせの中で話した河童の話の中から、パーソナリティーが面白そうな話題をふってくる。

だけど、こちらは同じことをもう一回同じテンションで話すのがうまくできない。え?その話さっきしたよねって。

やっぱ、プロに比べたら素人です。

スタジオの中でしゃべっていると、買い物中の人たちがこちらをチラチラ見ています。放送をきいて、集まってきたようです。

手を振ってみました。

苦笑してます。困らせてしまったみたい。

まぁそうだよね。

あっ!と言う間に放送時間終了。

だってコーナーは10分しかないんだもの。

帰り道、次はもっとうまくやると反省。まだまだかっぱが足りません。

この様子は後日番組のHPに掲載されていました。

番組ホームページより引用します。

2月24日 水曜日 フレンドパレット

今回のお友達は、かっぱ研究家の寺嶋克紀さんでした。

かっぱというと、日本各地にかっぱにまつわる言い伝えがあり、その説は様々ですよね~

かっぱにまつわる論議の一つが、かっぱに「おへそ」があるか、ないか問題!!

かっぱを哺乳類ととらえているか、それ以外の生物としてとらえているかで、意見が分かれるそうです。

寺嶋さんは「おへそはある」という立場だそうです。

理由は、かっぱは人間であるという説をとっているから。

今までの歴史の中で、平家の落武者や隠れキリシタンなど、社会的に迫害に遭った人たちが、かっぱとして認知されていたというのが、寺嶋さんの

見解です。

いろいろ考え出すと、おもしろくなってきますね。

みなさんは、かっぱについてどう思いますか?(引用ここまで)

補足しますと、河童のおへそ問題ですが、それは河童のイラストを書くとき、おへそを描くか描かないかということについてです。

河童にへそを描けば、哺乳類だし、描かなければ、両生類またはハ虫類だと無意識に思っているということ。

くちばしを描く人もいるので、鳥類と思ってる人もいるかもしれませんね。

今後も河童としての仕事がありましたら、どんどん受けていきたいので、どうぞよろしくカッパ。

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