「大阪には変わり種の串カツ屋があるらしい」と娘が聞き込んできました。「行きたい行きたい！いつ行く？今日！？」

娘はなぜか変わった食べ物が好きです。

いや正確に言うと、日常一般的な日本人には食べられていないが、地域によってはごちそうというものを食べるのが大好きなのです。いわば食の探検家。まだ知らぬ美味のためには親の財布のことなど知ったこっちゃありません。天下の台所大阪には分け入ってみたいジャングルがたくさんあるようです。大阪に連れてきたの失敗したかなあ…。

とはいえ、大阪の串カツは私も食べてみたかったものの一つ。ネットで調べたところお値段もひと串150円程度とリーズナブル。変わり種はさすがにちょっといいお値段ですが、適度にお安い種と混ぜていけば、涙が出るようなお会計にはならないでしょう。よし行くか！

やってきたのは新世界

変わり種を揚げてくれる店、串カツじゃんじゃん（https://kushikatu-janjan.com/）は、お子様連れでも大丈夫という観光地、新世界のチェーン店です。チェーン店といいつつメニューは店舗で少しずつ違い、変わり種を出すのはここ一軒だけらしい。どうしてなんでしょう？まあ、それを言ったらなぜ変わり種を出すのか？というところから疑問になってきますので触れないでおくことにします。

まずは、飲み物をオーダー。車で来たので当然ソフトドリンクです。それから観光客向けに頼みやすくまとめてくれている10本串セットを…

「サソリ！あとバッタ！それからワニ！！」

娘さん落ち着いてください、飛ばし過ぎです！あ、10本串セットと、キャベツもください。あ、ほらモツ煮の串カツとか、鹿とかはいかがですか？珍しいですよ。

「めったに来れないんでしょう？鹿とか、豚牛の内臓とか食べてるのもったいない。いらない。」

娘なりに親のフトコロ事情を考えてくれていたんですね。うう、立派になって…。

「サソリ美味しい！もう一本！いややっぱり２本！！」

前言撤回！それこの店で一番お高い串なんですけど！？ていうか、結構ガッツのある見た目なんですけど躊躇なくバリバリいきましたね！？もう足も残っていないので、もう一匹ずつなら頼むのを許可します。写真撮りたい。

（※この下閲覧注意物ありますが凝視しなければ大丈夫です。たぶん。）

聞きたくないかもしれませんが、右からサソリ、バッタ、ワニです。

おススメの10本串セットも頼みました。

内容は日替わりだそうで、この日はソーセージ、ウズラ卵、牛すじ、椎茸、豚玉ねぎ、蓮根、白身魚（キス）、エビ、シシャモでした。
どれも大変おいしゅうございました。

「ここいいねえ。週一ぐらい来ようか？」と娘が言っていましたが、さすがに無視しました。次はひとりで来てハム（50円）とか頼みます。