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#3.声帯結節の対処法は〇〇が1番!

現役クラブ歌手約20年以上の平山テリです。

結節だと診察されても、お医者様にもよりますが、「体を休めて、なるべく喋らないように」というくらいのお医者様もおられます。「シンガーとして舞台に立たないといけないんです、〇〇日に本番なんです!」と遠慮せずに伝えてください。「この日までに治るかわかりませんね〜」と大概言われます。粘って、本気度を伝えると初めて、「筆談してください」と言われました。それくらい、筆談は、全員には難しい対処法ということでしょうか。

声帯には痛点がないので、悪くなっているか良くなっているか、自分ではわかりません。ですから、自分の声を良く聞いて、出づらさや声の音質を覚えておいてください。

『声を出してはいけない。』これは本当に辛いですね。筆談にしてくださいとお医者様に言われても、ついついししゃべってしまいがちです。声帯を、一刻も早く元通りにするには、死ぬ気で喋らないこと、これにつきます。喋らないように頑張れば頑張るほど、声帯は休むことができ、良くなるはずです。声帯は、音楽を聞くだけでも動いてしまうほど、無意識に使ってしまう筋肉でもあります。自分でコントロールできる、喋るという行為、これを制限することは、声帯を完全に休めることになります。ご自分の予定にも左右されますが、お仕事を休むことなどが可能でしたら、1日から3日筆談することをお勧めします。(あくまで私の体験ですので、筆談をして、声帯の状態が良くならないようでしたら、しっかりお医者様に診察してもらってください。)

1人暮らしでしたら、難なく実行できます。独り言を気をつければいいですからね。笑。しかしご家族がいらっしゃると、ご家族全員に協力してもらわないといけません。特に筆談は伝えるまでに時間がかかりますから、聴く側もイライラしがちです。

私は小さいホワイトボードを使っていましたが、今なら、スマホを使えば、早く伝えられるし、ストレスを少なくて済むかもしれませんね。とにかく喋らず我慢です。

一日やり切って、次の日、少しだけ「あ」と言ってみます。一昨日の声の音質と出づらさを比べて、良く変わっていればシメタモノ。全く変わらなければ、あと1日頑張ってみる!というふうにチャレンジして見てください。決して大きな声は出さないでください。

食事にも気をつけてください。健康によい食事にすることで、声帯にも良い効果が得られるはずです。

1番いけないのは、ダイエットです。私が手術を受けるほど声帯が動かなくなった時、今から思えば、体に負担をかけてダイエットをしていました。ダイエットをしている時は、特にタンパク質を取るようにしないと、みるみる筋肉がなくなります。声帯も筋肉。決して関係ないわけがないと思います。

水分も、気にして頻繁にとってください。声帯表面に水滴をつける吸入もとても助けになりますので、毎日やってみてください。

 結節は治ります。私の声帯は結節が全くなくなりツルツルになりました。今回は結節になった時の対処法でしたが、根本的に結節にならないようにするには、正しい発声に変えることが絶対に必要です。次回からその方法についてお伝えしていきたいと思います。辛い結節に、もう二度とならないように頑張っていきましょう。