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#16.音楽の謎を解明したい!

音楽は不思議なものです。多種多様で、ジャンルも色々。奏でる楽器も声も色々。
なぜ心を捉えられてずっと私は歌っているのでしょうか?

約20年以上現役クラブ歌手をしております平山テリです。

3歳の頃まで遡ります。
自衛官の父が病気のため、母が、乳飲子の弟の面倒を見ながら父の看病をしなければならなかった時がありました。
その時、私は母方の祖父母の元に1人預けられました。

その時に母が、ドーナツ版の童謡のレコードを買ってくれ、とても気に入ったらしく繰り返し聞いていたそうです。

何の曲か、タイトルも忘れた童謡の数々です。
レコードの中心には白い鳩と、ピンクのハートが入っていたと思います。(ご存知の方がおられましたら、是非コメントください。)

大人になってから、童謡を歌ってださっだ方がおられて、「あ!この曲知ってる!でもいつ聞いたかわからない。タイトルもわからない」という経験がありました。なんとも懐かしい、暖かな気持ちになったのです。何日もたって思い出しました!それこそが、なんと3歳の頃に聞いていた童謡だったのです!

音楽の記憶は、いつも私の感情とと繋がってインプットされていて、その頃に戻してくれます。

大学生の頃、帰省した時に、懐かしいアニメ『みなしごハッチ』を見ました。懐かしいから見たいなと思う反面、曲を聴くとなんだか見たくないなという気持ちが襲ってきました。何とも言えない悲しい気持ちになったので、不思議に思って祖母に聞いたことがありました。
祖母がいうのには、「テレビの前で、ハッチが可哀想って泣いてたんだよ」との事でした。母と離れた自分と重ねていたんですね。なんと純粋だったんでしょうか!(今では信じがたいです。笑)
感情の記憶って凄いですね。

20代の頃、大失恋をしたときに聞いた、ダイアンシューアの、Take me to the river。
この曲を聴いた時、悲しみが体の中から抜けていくような、癒されて、辛い記憶も体の外に流れ出たような感覚を覚えました。
それからというもの、悲しみを溶かせるような歌を歌いたい!と決意して、歌を続けています。

皆さんはどんな経験がおありでしょうか?