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大晦日ブチギレる

年末が近づくにつれ、母(アルツハイマー )の落ち着きがなくなる。

おせちが気になってしょうがないもよう。
私が届けることを、何度言っても
すぐ忘れるので、いろんなところに書いて
やっとこさ、一旦落ち着いたけど。。

デイサービスが休みになった途端、
1日に何度も電話してくる。
「トイレの電気がつかない」
「どこの電気屋に電話すればいい?」
行くまで、何度も電話がかかる。

今日は、朝から、
「また、おせちが届いた。誰かが持ってきた。
わからんから、あんた見て」
「警察に言いに行った」
とか、また何度も電話。。

結局、私が持って行ったおせちを、
誰かが持ってきたとか、混乱して言ってたようですが。。。

本日何回目の電話だったか、
出るなり「今どこ?」
家だと伝えると「まだ家!?もう来るかと思った」と、言ったのでブチギレた。

「こっちだって、こっちの生活があるの!
あんたのために生きてるわけじゃないんです!
ボケたおしてからに!」

鼻血出そうになる。

母「そんな怒らんといて。お母ちゃん、わからんのやから。もう最近ボケてあかん」

この返事に更にムカついて、
「いや、もうだいぶ前からボケてますから!」
と言ってやった。

すると、母は、
「えっ!   ハッハッハ  」と笑いだした。

いやいや、何が面白いんですか?
全く面白くないんですけど。
え〜!!安心させたつもりないですよ!
こちとら真剣にマジ話ししてるんですけどぉ-----!

頭クラクラ。。

「お母ちゃん、わからんのやから」…
このセリフは、アルツハイマー になる前から、
昔々から、何度も聞いたセリフ。
人にしてもらうためのセリフ。
自分で調べようともしない。知ろうとしない。
やろうとしない。逃げるためのセリフのひとつ。

そんな、昔よく言ってた言葉を聞くと、感情が大きく揺れてしまう。トラウマか?

アルツハイマー になって、
別人になったようで、少し嬉しく感じていた。
元々、何も自分で超えてない子供が、大人になって母親になってしまったようなひと。
母親の皮を被った子供。
依存するしか生きる術を知らないひと。
アルツハイマー になって、その皮を被ってられなくなった。
子供そのものになってきて、近寄りやすくなった。

でも、別人じゃないのか。。
やっぱ、アルツハイマー の母は、元の母の延長線上のひとなのか。。。
依存の極み形態なのか。。

アルツハイマー に進化してない時、
昔むかしから、
出るまで何度も電話してくるひとでした。

だから、母からの電話が嫌い。
鳴っただけで、気持ちが⤵︎⤵︎。

毎日デイサービスに行ってる時は、
落ち着いていて、何度も電話してくることはないのですが、休みが続くととたんに増える。
デイサービスありがたい。

年末が近づくにつれ、肩がパンパンになり腰痛もひどくなって、首も回らなくなる。
今年は、それに加えて後頭部が変な感じもする。

そういえば、アルツハイマー になるずっと前から、私が子供の頃から、
年末は、母の機嫌が特に悪かった。
父と、派手な喧嘩をしていた。

その頃からか。。
年末になると緊張していた。
もう、癖みたいに身体が先に反応している気がする。
連動してしまう自分の弱さに嫌気がさす。
クソ〜っ!

また電話。。
こんどは、おせちがどこにもないとのこと。

もう知らない。

あるのは確かだし、真に受けて行っても、
「え?おせちあるよ」となるパターンだろう。
こんなことしょっちゅう。
いつもやられた感。
幸い、近所のスーパーは三が日も営業しているので、無いなら○○スーパーで買ってきて食べとけば!っと言った。

今年は、ここで線引き。
今日はもう電話も出ない。

これでいい。。そう言い聞かせながら

さぁ!私の大晦日、私の時間、楽しもっ!

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