#589 もがきの代弁者になる
子どもの言動は目に見える。
しかし、その目に見える子どもの行動や言葉は、「氷山の一角」にすぎない。
その水面下には、表には現れない感情が隠されているのだ。
ネガティブな言葉を言う子どもの水面下には、「苦しみ」「悲しみ」「恐れ」などの感情がある。
そこを教師は理解しなければならない。
目に見える言動ばかりに注目し、そこを直そうとしても根本的な解決にはならない。
そして多くの場合、ネガティブな言動をする子どもは、心の奥の感情を言語化することができない。
そえならば、教師が代弁者になればいいのだ。
教師が「もがきの代弁者」となり、心の奥にある「苦しみ」「悲しみ」「恐れ」などの感情を言語化してあげるようにする。
そうすることで、子どもは自分の現状を客観視することができる。
教師はそこまでできて「プロ」なのである。
目に見える「氷山の一角」に翻弄されてはいけないのだ。
物事の本質を、的確に捉えることのできる教師になりたい。
では。
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