#1382 プリント学習の弊害
教師は子どもにプリント学習を課しがちである。
プリント学習は、「手っ取り早く」子どもに学習をさせる効用がある。
しかし、弊害がある。
それは、「作業的学習観」を生んでしまうことである。
プリントを課された子どもは、「プリントをこなすこと」「プリントを終わらせること」が目的化してしまう。
これを続ければ、「プリントはこなすもの」「プリントは作業」「プリントが終われば解放される」という考え方をもつようになってしまう。
このような「作業的学習観」を子どもに持たせてはいけない。
プリントは「形成的評価」を実現する手段の1つである。
つまずきのポイントを見つけ、さらなる学習を後押しするための道具である。
そのような形成的評価の側面を度外視して、「ただやらせる」「作業させる」ことは本末転倒なのである。
ぜひとも、教師自身がもう一度「プリント学習の目的」を考え、子どもに指導し、それを実施するようにしていきたい。
では。
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