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マガジン限定記事「女性の『チー牛向けアドバイス』を信じてはいけない理由」

 先月リリースした記事「女性は判断しているのではない。解釈している」は、公開直後から大きな反響がありました。

 上掲記事では、女性は男性の(とりわけ性的対象として評価するさいの)パーソナリティーについて、これを客観的に判断する能力はほとんど持っておらず、その男性の背景情報や周辺からの評価によって属人的に解釈し、その解釈を“その男性の社会的評価である”として確定して人間関係に周知できる、ある種の「解釈権」を持っている――という主旨のお話をしました。

 女性はある男性の個別的なふるまいや為人ひととなりそのものを絶対的に評価しているのではなく、周囲からの評判や社会的な立ち位置によってその是非や可否を「解釈」しているのだということです。

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 この記事のリアクションはどちらかといえば賛同の声が多く、とくに女性からは「たしかに言われてみればそうだったかも」と、言語化されてはじめて自分のこれまでの態度に“腹落ち”したかのような感想が多く寄せられていました。

 しかしながら一部には「私はそうは思わない。女性はちゃんと男性のことを客観的に判断できている」という意見も寄せられていました。今日はそのなかでも、とくに強い「想い」がつまった反対意見をシェアしたいと思います。

 ……しかしながら、結論を最初に言っておきますと、その反対意見のなかで述べられていたことは、たいへん申し訳ないのですが私からすれば「女性にあるのは判断能力ではなく解釈権力である」とさらに深く確信させる内容だったと言わざるをえません。

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