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やる気の栄養は「○○」であるというお話。

日頃の何気ないコトですが、
こんなことはないですか?


エール代表である私の家庭は
私と、大学受験生の次男、中学3年生の末娘の3人で暮らしています。
(大学1年生の長男は一人暮らし中)


先日、瓶の蓋が硬く閉まっていて、
私が「開かない、開かない・・・」と言いながら
格闘していました。

するとそれを見ていた次男が
「貸してよ」と瓶を受け取り、力をいれます。

おお!男子なら何とかしてくれる!と思いましたが、
瓶の蓋はかなり手強く、次男も
「開かないな・・・」とつぶやきながら、格闘が続いていました。

それを見ていた中3の娘が
「私がやってみるわ」と参入してきました。

私がやってもダメ。
唯一の男手の次男がやってもダメ。

中3の娘には「無理でしょー」って
誰でも思うんですが。
次男は「やってみる?」と瓶を渡します。

娘が力を入れます。
・・・開きません。
見かねた私が「貸してよ」と再び瓶を受け取ります。
・・・開きません。
「ちょっと貸せよ」と再び次男が挑戦します。
・・・開きません。
「私がやるわ!」と一番役に立たなさそうな娘が瓶を奪おうとします。
・・・開きません。
「お前には無理だよ」とまた次男が瓶を奪います。
・・・開きません。

硬い瓶の蓋は、
次男と娘の間で取り合いになっていきます。
その様子を見て、私も「貸してよ」と手が出ます。

・・・でも開きません(笑)


そんなこんなで
「家族 vs 瓶の蓋」の格闘は
家族3人の奪い合いゲームとなり、
ようやく無事に開いて、
お料理に使うことができました!!!

おおおお!開いた〜〜!と3人で大喜びしましたが、
誰が開けたかは覚えていません(笑






こういうことって
家庭や職場でもよくある光景だと思います。
(しかも最後はあっさりと開いちゃう。笑)


これに近い光景が
エールの高校生指導でもありました。


エールの高校生は目標が高く、
多くは国立大を目指して勉強に励んでいます。

京都大学を第一志望とするエール生も数名いて、
京大受験専門の問題集を解いています。

授業では、問題集でわからなかったところを
大学生の学習アドバイザーが解説するのですが、

京大受験レベルの問題はさすがに手強い・・・。


名古屋大学や三重大医学部の
前向きで優秀な学生でも
負荷が高いわけです。

受験時に同じ問題集を解いたことがあるという
名古屋大学のA先生が担当することになり、
A先生はかつて自分が解いたノートを持参して、
努力や工夫をするのですが(←ココが偉い!)、
それなりに苦労しているのが
他の学生にも伝わっています。

そのことを、
昨夜、別の名古屋大学のY先生に話したところ。

「ちょっと、それ、僕もやってみたいです」と言ったんです。

私  「京大受験問題だよ?やりたいの?」
Y先生「はい。興味あります」
私  「へーーー。難しそうだよ」
Y先生「A先生も苦戦してるんですよね。やってみたいです」・・・と。


あれ?
瓶の蓋と似てない?


ちょ待てよ!
ならぬ。

ちょ貸せよ!現象です!!!

木村拓哉さんが信長役で登場し、沸いた「ぎふ信長まつり」の風景。(写真はお借りしました)


できないの?
ちょ貸せよ。




おもしろーーーい!!!

「ねえねえ、Y先生、京大受験数学やりたいんだってー」と
「難しいのにやりたいなんて、すごいねー(変わってるねの意)」

と、私が
別のN先生(名古屋大学・女子)に言ったんですが、
さらっと流されて、

「私、さっき高校生に古文を解説したんですけど、
 上手に伝えられませんでした。
 明日、もう一度、解説したいんで時間もらえますか?」と

こっちはこっちで。




できなかった。
ちょもう一回貸せよ!




と(言ってませんが)
古文解説のリベンジを申し出てきました。



しかも、「時給の心配はいりません」と言うものですから、
あなたたち変態だね、と思わず本音で笑うと、
「そうですか?」という顔をされました。

こんなスタッフですので、
気持ちよくお給料を払える幸せな経営者です。
(もちろん。「これやりたい」という自己申告制でも時給お支払いします!)


ゴルフが
10メートル先にある、
直径2メートルの穴をめざすスポーツなら、
やる気なる人はいない、という話を聞きますが、

結局のところ
人は難しいことほど夢中になり、
問題を解決したいという気持ちは
むしろ「欲求」に近いのではないか、と思うのです。



これからの時代は
問題発見力が大事だ。
解決する能力を培え。
・・と言われますが、

問題発見(ワクワク)
未解決(ドキドキ)
と、

なんだかわかんないことに
前のめりになる人の本能をくすぐれば
自然と解決の方向へ歩んでいくんじゃないでしょうか。

「困難」がやる気の栄養になる。
そんなお話しでした。


偏差値60以上。文武両道。
エールは
ワンランク上の目標を持つ子どもたちのための学習塾です。

「学力向上をめざす過程で人間力を育む」という理念のもと、
子どもたちの人としての成長を支えながら、
勉強やスポーツでの夢実現をかなえています。


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