ドイツサッカー挑戦 [希望,挫折,自問自答,成長,再出発]
Moin👋
どうも今日も練習終わりで遅延している電車を土砂降りの中待っているTeruです。今日もドイツからお送りしてます🇩🇪
今回は自分のこれまでのドイツサッカーについて書こうと思います。
あらかじめ言っておきますが、今回長めです。
時間があればぜひ読んでみてください🙇♂️
今現在でドイツでサッカーを始めて7ヶ月が経過しました。
ここまで色んなことがありました。
一言でまとめると
「ひたすら自分と向き合った期間」
ですかね。
上手くいったこともありますが、
それを遥かに上回る数の挫折と失敗を経験し、
それらをバネに成長しまくってます。
7ヶ月前、3年越しの夢を叶えるため私はドイツの地に降り立ちました。指導者の経験や社会人サッカーで色んな方々とプレーをした経験を経て、成長を大きく実感し、大きな自信と期待と共に。
それは早速結果に繋がります。
6部と7部のチームのトライアウトに参加し、全てのチームからオファーをいただきました。
そして、1ヶ月足らずでチームと契約ができたのです。
単純嬉しかった。
もっと苦労すると思ってたから。
自分の成長を実感できた。
これからのシーズンにとてつもないやる気と期待を溢れんばかりに持っていました。
以前も述べた通り、自分に自慢できる経歴など皆無です。
無名な自分が己の道を切り開き、進み続けることで多くの人に勇気と希望を与える。
そのゴールを達成する道が順調にスタートしたと自分は思っていました。
最初は色々な面から考え、7部のチームと契約をしました。
その後プレシーズン開幕までの2ヶ月ほどそのチームでひたすら練習に明け暮れました。
スピードやフィジカルではそんなに負けていないと実感していましたし、技術も全然やれると思いながら全力でプレーしていました。
特に違うとすれば、
「海外選手はとにかく主張が激しい」
ミスったりするとめちゃくちゃ言われます。
嫌な顔も露骨にされます。
あげく、ボールが来なくなります。
チームメイトが言うならまだしも、落ち着かせる役目のはずの監督からも良くない言葉を投げかけられることも多々ありました。
最初の頃は全然気にせず自分に矢印を向けて、自分に集中してプレーをしていましたが、
弱めのジャブでも打たれ続ければ大きなダメージになるように、
自分の心は次第にやられていっていたのかもしれません。
そんな時でも自分のドイツ挑戦の意味を思い出し、
教え子たちを思い出し、
応援して支えてくれている人たちを思い出し、
歯を食いしばって喰らいついていました。
そして、自分は初の練習試合を迎えます。
サイドバックでスタメンを勝ち取り、スタートから試合に臨みました。
かなり緊張してました。だってドイツで初の試合だから。
しかし、やってやろうという強い気持ちも持ってました。
キックオフの笛と同時に試合開始。
いくつか良いプレーもありました。
が、しかし、
守備でハマらなかった。
日本サッカーは守備でチャレンジ&カバーなど連携があります。
しかし、ドイツ7部では連携はあまりなく、概ね1対1。
組織で守ることを得意としていた自分は、そのギャップを埋めることができず、負のスパイラルに入り、個人の守備としてもやってはいけないミスを連発し、10分でポジションを変えられました。
変更先でもハマらず。
チームに参加してから2ヶ月間で築きあげてきたものはたった10分で脆くも崩れ去りました。
たった10分です。
秒数で言うと600秒です。
2ヶ月という時間がほんと10分で。
スマホいじったりしてたら何気なく過ぎていく、わずかな時間です。
その試合を機に、オーナー・監督・チームメイトの自分を見る目・接し方が180度変わりました。
いわゆる、
「干された」
という状態でした。
別の試合で良いプレーをしても、点を決めてもその状態は改善されませんでした。
そして、開幕2週間前、
エージェント会社さんからの電話。
「クビ。もういらないってさ。」
クビ宣告。
日本でも、というか、そもそも人生で経験したことない。
シンプルに実力不足。
分かってる、分かってはいるけど、辛すぎた。
「いらない」って言葉はこんなにも辛いのか。
初の練習試合以降、
これから絶対見返してやろう。
絶対スタメンに返り咲いて、結果を出す。
そう意気込んで、練習以外にも自主練に励んでいた矢先のクビ宣告でした。
「しばらく何もしたくないなぁ。」
そう思いましたが、クビ宣告のその日に、エージェント会社さんが別のチームのトライアウトの場を設けてくださり、
「気持ちはとにかく、行動あるのみ。」
そう切り替えて、参加の旨を伝え、臨みました。
結果は、合格。
6部のチームと契約し、今に至ります。
ただし、
クビという人生初の大挫折。
チームから干される。
この経験は自分の心にダメージを大きく、そして深く残しました。
新しいチームで良くしてくれているチームメイトも、自分がミスしたら、180度対応が変わって冷たくなるのではないか。拒絶されるのではないかと恐怖がありました。
いわるゆトラウマです。
この時に初めてメンタルカウンセリングというもの初めて受け、自分のメンタルを整える思考や方法を学びました。
自分が体験するだけでなく、その後自分でも勉強したり、講義も受講したりして今現在メンタルコーチの資格を取得しました。
メンタルコーチの話もいつかしようと思います。
そして、
今プレーしているチームは、チームメイトもコーチも優しく暖かく迎えていれてくれて、相変わらず主張はかなり激しいですが、ポジティブなもの・チームの勝ちのために必要なものが多いです。
自分自身もメンタルトレーニングのおかげもありトラウマを克服し、さらにメンタルをコントロールできるようになり、自信を取り戻しました。
今では自信を持って、
「強くなった」
と断言できます。
そして、日々自分に矢印を向けて、試行錯誤を繰り返しながらさらなる高みを目指して、己と技術を磨き、奮闘しています。
サッカー留学に限らず、留学というものは煌びやかに見えるかもしれません。
しかし、現実は違うと自分は思います。
上手くいかないこと、悩むこと、めちゃくちゃあります。
でも、そこがあってこその留学なんだと思います。
だからこそ魅力があって、成長できて、素敵な時間なのだと思う。
マイナスの部分があるからこそ、
上手くいったときにそれがより輝くし、
上手くいかない時期を乗り越えるからこそ、
知識や技術が伸びるし、
人としても大きく成長できるのだと自分は思います。
脅しというわけではないですが、留学を考えている人は充分に覚悟を決めておいてください。
現在はチームを移籍したという形になり、
1月まで試合には出られないという状況です。
試合は出れないので、練習のみという歯痒さはありますが、
気持ちは下がるどころか、さらに燃えています。
メンタルを整えるのが得意になり、
より一層強くなりました。
「何が何でも絶対に這い上がってみせる」
今後も皆さんにその様子を伝えていければなと思っています。
自分のここまでのドイツサッカー挑戦はこんな具合です。暖かく見守っていただけると嬉しいです。
ここまで長々と大変ありがとうございました🙇♂️
これから留学、サッカー留学、新しいことへの挑戦などを考えている方々がこの文章から何か新しい気づきが得れたのであればとても嬉しいです。
イイネやコメントをいただければ大変嬉しいですし、励みになります。
それでは!Tchüss👋
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