見出し画像

彼岸花2023

2023年9月24日(日)、毎年撮影に行っている野川公園自然観察園の彼岸花が見頃だという情報をX(旧Twitter)で確認していたので、午後から行ってみることにした。

初めて野川公園の自然観察園に彼岸花を見に行ったのは2018年9月であった。それまで何度も自然観察園には行ったことがあったのだが、彼岸花が群生しているというのは全く知らず、Twitterに写真がアップされているのを見て知ったのだった。2018年はデジカメはコンデジか運用していなかったので、PowerShot G5Xで撮影していた。
2020年にEOS Rを購入し、9月に野川公園自然観察園に赴いた。この時はEF28mm F1.8 USM、EF70-200mm F2.8L USM、Tele-Elmarit-M90mm F2.8、NewFD50mm F1.4の5本レンズを持参している。
この時はようやくフルサイズのミラーレス機を入手して、楽しかった時期である。

翌2021年は、6月に脳梗塞になって大変な年であった。
2020年の2月に後輩Af氏から借りたCANON 50mmF1.2にハマっていた頃で、脳梗塞になる前の週も紫陽花を撮影していた。40日間入院をして、10月からの復職に向け自宅療養中であった。

開放1.2の魔力にやられ、この後Voigtländer Nokton 40mm F1.2 Aspherical VMを購入してしまったのであった。

翌2022年の9月はフリーバカンスの取得により11連休で、9月25日はその最終日で、彼岸花を撮影しに行ったのであった。

この時はもちろんVoigtländer Nokton 40mm F1.2 Aspherical VMを使用して撮影している。

そして2023年、EOS Rは新型に更新されることなく使用しているが(マニュアルレンズを中心に使用しているので更新の必要性を感じていない)、あららにSIGMA fpが加わって、2台体制となった。

どういう組み合わせで撮影しに行くか考えたが、EOS RにはFB友人のTさんからお借りしているCarl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MMを装着し、SIGMA fpには4月から仲間入りしたSUMMARIT-M f2.4/50mmを装着した。念のため、Tele-Elmarit 90mm f2.8 2ndと後輩Af氏からお借りしているSummar 5cm F2を携行したが、2台体制の現場でのレンズ交換は煩わしいので、基本無しで臨むことにする。

Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MM

到着してみると、大勢の人たちがカメラやスマホで彼岸花を撮影している。X(旧Twitter)での情報どおり、まだ蕾もあるがかなり開花している。1週間後の週末はまだ見ることができると思われるが、ピークは過ぎてしまいそうだ。

Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MM

大口径のレンズを装着していると、ついつい開放で撮影してしまう。
それを批判する人もいるが、まあ好きに撮影すればいいだろう。

SUMMARIT-M f2.4/50mm

ズマリットは開放F値2.4と明るくないが、その割にはボケは悪くないと思う。

Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MM

ディスタゴンは流石に美しいボケだし、EOSはfpよりも発色が派手なのも相まって、きれいに写る…。

Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MM

絞ればカリカリだ…。

SUMMARIT-M f2.4/50mm

fpは緑の発色が美しい。
その昔、フィルム時代に季刊クラシックカメラやライカ通信などのムックを夢中で読んだが(ほぼ全巻買って今も本棚にある)、ライカレンズとツアイスレンズを同じフィルムで比較したりする企画がされていた。
今はYouTubeでデジタルで比較しているので、隔世の感がある。

SUMMARIT-M f2.4/50mm

EOS R6かR6Mark2にRF400mmかRF600mmだと思うが白い巨砲を装着したのを手持ちで撮影している20代後半から30代と思われるオネエサンがいた。
さすがにそこまでの機材で臨んでいる人はおらず、異彩を放っていた。
あっちが王道だとしたら、自分のカメラとレンズの組み合わせは思いっきり邪道ということになるのだろう。

SUMMARIT-M f2.4/50mm

それにしても毎年同じような写真を撮っている。
何とかならないものかと思い、蜘蛛の巣を撮影する。

Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MM

何の変哲もない(と思われる)池。

SUMMARIT-M f2.4/50mm

池の水は透き通ってて美しく、陽光が射していた…。

5年くらい前はまだそんなに知られていなかったのか、訪れる人もあまり多くない印象だったが、ここ数年でネットでの情報などで拡散して大勢の人が訪れるようになった彼岸花のシーズンの野川公園自然観察園…。

三鷹や小金井近辺では、もう穴場的なスポットはないだろう。

カメラ / レンズ:EOS R / Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MM, SIGMA fp / SUMMARIT-M f2.4/50mm


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?