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DDは大変か

こんにちは。ユニコンの照井です。

前回は、基本合意までを記載しました。

基本合意を締結するといよいよ、デューデリジェンス(DD)という段階になります。

まわりでM&Aを経験したかたと話しを聞くとDDが大変だった。
と聞く経営者も多いかと思います。

DDは大変か?と聞かれれば、大変である。(買主によって大変さも濃淡はありますが。。)

何が大変かというと、この時点ではまだM&Aをすることを従業員には話しをしていないことが多い。万が一、DDの結果M&Aが破断になってしまったらそのあと経営するのに不都合であるからだ。

そうなると、DDの対応をオーナー自らがしなくてはならなくなる。
DDが会計、法務、ビジネスと行うことが多く、その多くが書類のやりとりでの確認になってくる。
しかも細かい部分の確認もある。そうなると従業員さん抜きだと非常に大変なのである。

そこで、一つの手段とすると、顧問税理士などには、本件をお伝えして手伝ってもらう方法だ。これが出来れば、会計の部分はかなり楽にはなる。

テクニック的には、必要な会計データをはきだしてみてもらうや、クラウドで行っている場合は、IDを新たに、付与するというやり方もある。そうなると準備する資料なども限定的になり負担は軽くなる。

このあたりも、綿密に仲介会社と打ち合わせをして作戦を練ったほうがよい。
また、仲介会社は、買主とDDを担当する各先生とキックオフMTGをしている。これは、どのようにDDを進めていくかを打ち合わせをするのだ。

その時に、仲介会社がうまく進め方を決めるというのが重要だ。これにより売主さんの負担も軽くなる。
例えば、コピーなど現物が必要なのか、実物を見れば足りるのかなど。実物だけ見れば足りるのであれば、土日など従業員さんがいないときに事務所にきてもらい、見てもらうという手法もある。

このようにいかにDD負担を軽くするのかということを仲介会社とうまく相談して行った方がよいと思う。

実際DDでは、必要書類を提出し、その資料に対してQAが行われ、また直接インタビューなどされ、1か月から2か月かけて、企業の調査をしていく。

大変ではあるが、過去に売主から「ただでコンサルを受けているようなものでありがたい」と言われたことがある。確かにそのような視点にたてば自社の課題などが目に見えてくるのでありがたいことでもある。

と本日はDDについて思うことを記載しました。


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