塩と見えない世界
皆さまもお葬式に行かれた後に塩を使うと思います。
清めに使っているわけですが、身近な妖怪対処グッズとも言えます。
塩を用いる事で肉や魚が腐らなくなる事から、塩には特別な力があると古来から信じられてきました。
わたしの企画した沖縄のペンダントにも島まーす塩が使われているのもそのような背景があってです。
トイレに盛り塩をして不浄除けとして使っている方も多いと思いますが、何か霊的なものを感じられる場所がある様であれば、そこに盛っておけば現れなくなるでしょう。
それでも、現れてしまったら今度は塩を投げつければ良いでしょう。
神棚にあるお酒や水も同様に効果がありますから、かけるのも手です。
身近な物では唾が有効です。
妖怪の正体を見抜くために眉毛に唾をつけたことから眉唾という言葉が生まれました。
藤原秀郷が妖怪のオオムカデを倒すために矢尻に唾をつけて矢を放ったこともあります。
そもそもなぜ唾がそんなに神聖なのかというと、道鏡からきています。
唾を飲み込む事で丹で気を練る事ができるとされているためです。
いずれそのお話はすると思いますが、小周天の実践ですね。
漢方においても唾は腎臓を強化して体力向上につながると考えられていますから、医学の分野でもあなどれない存在です。
塩をはじめとして身近な妖怪対処の手段についてお話してきました。
それぞれの背景を知る事でどうして力があるのか納得できたのではないでしょうか。
見えない力を使える人たちは、そうでない人からの無理解によって力をつかえないケースが散見されますが、背景をきちんと教える事で理解してもらえます。
背景も含めた見えない世界へのブラッシュアップをしていきましょう。
これからも良い記事を書いていきます。