金星と神
古代では太白星と呼ばれていた金星です。
現代では宵の明星とか明けの明星などと呼ばれていますね。
しかしながら、公転速度が早かったこともあり、古代では観測に苦労した様です。
東に出たり、西に出てきたりしたように見えますからね。
色や明るさがシリウスにも似ていたため、それも観測の苦労につながったのでしょう。
似た星に惑わされたのはは火星も同様でしたけどね。
金星は多くの神話があります。
エジプトではシリウスと金星が近いときはナイル川が氾濫すると言われました。
西洋ではヴィーナスとされ、女神として扱われることが多いですね。
中国では、道教では架空の動物神が多いので、そのような祀られ方をされますが、基本的には中国では女神が少ないので、金星は戦いの神として男性の神であることが多いです。
特に明星という呼ばれ方から連想される方もいるかもしれませんが、明王ということですから、不動明王と愛染明王が金星の化身とされます。
この二神が人間界を見張っているわけですね。
星一つとっても、様々な地域で色々な伝わり方がしており、面白いですね。
このようなものも古代からの背景が分かってくることでさらに色々なことが分かります。
皆さまもこのようなことに関心がある様でしたら、もっと深く学んでいきましょう。
これからも良い記事を書いていきます。