2019_四国旅行-142

2030年に向けてのマインドセット

 今年の正月は、ほぼ家から外出することなく、家で引きこもりをしていた。
 寝正月をしていたのではなく、2030年に新しい自分になるために、何をどうしていくべきか、自分のアンテナに引っかかた本を読んだり、ネット記事を読んだりして思索をしていた。
 10年後の2030年、日本の人口で言えば、生産年齢人口(14妻歳〜64歳):約7300万人(59.2%)、65歳以上が約3600万人(29.2%)、という世界である。実に、3人が爺さんか婆さんであり、この高齢者を6人の働き人で養う世界がくる。
 10年というのは、早いもので、あの3.11東北大震災も、もうすぐで9年になるというぐらいだから、あの頃の自分を振り返り、今、何が進歩しているかいうと、ほぼ何も変わっていないと思うが、ただ、自分がクリスチャンになったのは、この震災があったこと「生きていくことに、何が最も大事なのか」という問いが起こったからだと思っている。
 宮城県の女川でボランティアに行き、針浜地区の仮設住宅を訪問した時、津波に呑まれ、気づいたら青空が見えて一命を取り留めたというお婆さんが、「自分の持ち物はパンツ一枚もない状況だったけど、今、何とか生きているのは、人の暖かさがあったから。もうそれしか大事なものはないよ。」と話してくれた。また、いつか訪問する約束をしてから、もうすぐ8年が経つ。

 されど、2030年まで、あと10年もある。その時には、実に58歳の定年までカウントダウンだ。その頃には、定年延長が65歳になっているだろうか。
 では、10年後の新しい自分になるための展望であるが、唯一確かなものが一つある。それは、
 今以上に、絶対に元気な自分でいなくちゃ!いや、自分史上最強の健康体にする! である。
 昨年、寒波が押し寄せるニューヨークを旅行したが、あまりの寒さに体力が消耗し、想定した半分も行動ができなかった。
 また、10年以上前から、高血圧の薬を服用しており、これもどうにかしたい。30代に始めたロードバイク、マラソンは、40代になってからは、ほぼ凍結してしまっている。身体機能で言えば、自分史上最低スペックがま、2019年であった。
 しかし、2020年からの、展望は見えた。ヨガと出会ったのだ。まだ、半年のヨガ歴であるが、確かな手応えがある。呼吸とアーサナで血圧も安定してきた。
 今、ヨガの先生に教わったり、本や動画を漁って、自分で試行ながら、身体の変化を観察している。これを10年継続し、新しく進化した自分の身体に出会うのが楽しみだ!58歳の自分を最強にするのだ!

 では、ヨガによる健康改善以外の目標は、というとまだまだ思索中であるが、何となく、10年後を生きるためのマインドセットは見えてきた。

2020年以降は、感情の時代であり、心の時代である

感情の劣化した人から距離を置き、自分の心に内に従い行動する

社会学者の宮台真司は、”感情の劣化した人”=”クズ、人間もどき”と痛烈に表現しているが、この定義は「刺激に過剰反応し劣化した言葉の自動操縦に溺れる人、法・ルールや所属する組織の奴隷になっている人、損得勘定の人」であり、”この感情の劣化した人”は、人間もどきなので、AI時代に置いては、価値がなく、社会を劣化させる腐ったミカンな人種の人間だという。 

 宮台的に言えば、この世は、感情の劣化した人間が、SNSでの罵倒コメントなどでもそれは顕現しているが、どうしようもないほど多くなっていて、氏の皮肉(そうなるなとの愛の鞭)も込めてだけど、ほぼ9割がこの部類の人間だと言われている。
 誰でも、少なからず、このクズ的な振る舞いを、無自覚にやってしまうわけであるが、ここに陥らないように、常に自分の感情が、人間的であるか、何かと比較したり、何かに規定されていないかを、俯瞰していなくてはならない。

 主観的に生きる:これが好きだ!と思えることに従うこと

 感覚的に生きる:自分の内面で何が起こっているのかを楽しむこと

 2030年に向けては、ますます、身体的な時代=心(宗教)の時代、哲学的の時代、アートの時代になってくると思う。

 2020年は、この先10年をどう生きていくのか、色々と思索し、学習し、行動し、旅をしながら、不確実ではない、確実な自分の中に描くことができた10年後の未来のために、始動するための年にしたい。

 楽観的で確かな未来を描きたいと思う。
 (ZERO to ONE  ピーター・ティール より)
 


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