コロナ禍での東大病院・和痛?出産記②

いよいよ出産に向けて誘発スタート。今日の夜~明日の午前中に会えたらいいなぁなんてお花畑脳でスタート。はい残念でした!!!

【二日目】
◆6:30 
朝イチから、出産に向けて処置が始まると聞いていたので、シャワー浴びて準備。陣痛室に行く時のために荷物まとめたりして。
知らなくて昨日の夜物を棚とかに入れたりして、巣作りの準備してたばかやろう。

◆7:00
ルート確保問題勃発。点滴とか輸血の可能性も考えて、太めらしい。
が、しかし私の血管は採血も難儀な細い血管。脂肪のせいか?
まず、看護師さんが普通に失敗。すごい謝られたけど、すまんねうちの血管が…という気持ち。そしてベテラン看護師さん?登場。一回やって、うーんこれ無理だわと。ベテランならではの潔さいいね。
三人目は男性のお医者さん、忙しかったところ呼ばれたのか若干不機嫌。すまんなぁ…。けっこう自信があったっぽく、「あれ?とれそうだけどなぁ」的な話をしながら。しかし、針刺されて、うまく入らなかったのか激痛。たまらず「イタイイタイ!!」と言ってしまった。結局壮大な青あざが…。
痛がっているのがいかんのか…みんな痛いの我慢してるのではと不安になって「あの…、痛いんですけど、実はみなさんこれくらい我慢してたりします?もしかして、最初痛いけど、我慢したら痛くなくなるとかありますか?」と聞いたら、お医者さんが「いや!!ちゃんと入れば痛くないです!痛かったら絶対言ってください!痛いのはうまく入ってないからなんで!…うん、うまく入ってないんですよね…すみません。」と、追い打ちをかける結果に。すまん。
結局、腕が青あざだらけでDV受けたみたいになってのでルート確保中止して、陣痛室に移動してバルーン処置を先にすることに。
出鼻をくじかれて、腕の青あざを見つめながら私は不安でいっぱいに笑。

◆8:00
バルーン開始。他の人の体験記で見てたけど、意外と入れるの痛くなく。
内診ぐりぐりのが痛いかもレベル。後々痛くなるけど、がまんできる程度
そんな中、陣痛室のお向かいの分娩室では、まさに出産中。見知らぬ人の叫び声を聞きながら、心の中でがんばれがんばれと応援。生まれる10分前くらいに旦那さんが部屋に入っていったらしいが、こんなギリギリまで分娩室入れんのかとまたコロナを恨みそうになり。産まれた時の産声を聞いて、よく産まれてきたねぇがんばったねえと泣きながらひっそりと見知らぬ赤子にテレパシーで話しかけてみる。
最初は、出産が新鮮すぎて人様のお産を聞くたび感動してたけど、聞きすぎると自分のお産への恐怖心が出てきて、最後の方はもはや産声聞くの辛かったわ…。心が狭くてすみません…。

◆9:00
朝食。朝7時過ぎに朝食と聞いていたので。私の朝食は…?と思っていたけど、なんとなく言い出せずにいて。看護師さんに朝食食べれました?と聞かれたときに、「あのまだ、もらってなくて…///」とおずおず答えたらすぐ持ってきてくれた。普段、遠慮するタイプじゃないけど、病院みんな忙しそうだし、ごはんも食べちゃいけないとかありそうで言い出しづらいよ。

◆10:00
ルート確保
やっと…。なんか勢いのよい看護師お姉さんがやってきてルート確保成功。
腕が青あざでやばすぎて、最終的には手の甲にブスっと。生活しづらいけど、まあ少しの辛抱だし、仕方あるまい…。

◆10:30
陣痛促進剤投与開始。15mlから。
内診して、バルーンはまだ抜けず。もともと午前中に抜けたらいいねと言われていたので、そうだよね。という感覚(バルーンはある程度子宮口が開いたら抜けるらしい)

◆11:00
地味にお腹痛くなってくる。なんか下痢…?みたいな痛み。
おおこれが陣痛か。と思っていたんだけど、後から考えると、この下痢みたいな痛みはその後なくて。バルーンの独特な痛みだったのかと思う。
ベッドの上をごろごろしながら耐える。事前に見てたYOUTUBEでは、ベッドの上に膝ついて座って、足のかかとを股間の下に、みたいな体制が良いって見てたけど、バルーンって器具の一部が股間から出てる?みたいなやつなので、なんとなく股間周りを触る体制はできなくて、ベッドで痛みに耐える。とはいえ、まだ元気だし、下痢の時を思えばまだ全然耐えられる感じ。

◆12:00
内診。お医者さんが内診でぐりぐりして、「お?抜けるか?」ぐりぐり…もぞもぞ…。「えい!あ!抜けた!」と。そんな積極的に抜くもんなのかいと思いつつ、一安心。子宮口3.5㎝、50%、-3 とのこと。
え、なんだその暗号とおもいググる。
ビショップスコア
なるものがあるらしい。
後々の長い出産において、この暗号の重要性を知る。お産の進みを教えてくれる唯一の手掛かりよ。
これ知らずして陣痛は耐えられん。でも逆に知ってるからこそ耐えられん場合もあるかもなぁ…

◆13:00~20:00
痛いながらもまあまあ耐えられるくらい。陣痛促進剤が30分くらい毎に15ml追加されていくの、じわじわ首絞められてる感があるわ…。
夫とLINEとか通話する余裕はあるので、ひたすら連絡とってた。
夫から義父&義母&夫のLINEのスクショが送られてきて、
めちゃめちゃ関西訛りのメッセージで夫に「こけやんように!!」(転ばないように!)って注意してて笑った。(夫は道で転んで複雑骨折の経験あり。私も夫が病院来る時に転んで救急車で来るんじゃないかと心配してたので)
15時くらいでもなかなか陣痛らしい陣痛来ず。(促進剤で多少は痛みあるけど、ちゃんと陣痛のってくるとそんなもんじゃないらしく)夫はかなりのんびりマイペースなので、娘も似たかいなと思いながら過ごす。
ずっと寝ころがってるのもつまんないというか、早く産みたいので、陣痛専用の椅子(なんか木馬のようなゆらゆらするやる)に跨ってひたすらゆらゆら。出されたご飯は陣痛の痛みの合間に食べた。合間にご飯なんか食えるのか!?と出産前は思ってたけど、これくらいの痛みなら余裕ですわ。
19時になって、もう1パック陣痛促進剤追加されたけど、え、これいつまでやるの?まさか夜通しやるの?と若干不安に。
結局点滴使いきったら内診。この時点で
子宮口3.5~4㎝で、やわらかくなってきたけど、娘がおりてきてないらしい。
おーい娘、起きろー。

◆20:30
促進剤終了
量はMax 150mlまで。計2パック投与
お医者さんと、看護師さんに涼しい顔してるから大丈夫そうねーって言われたんだけど、痛いは痛いんよ…。けっこう顔歪んでたんだけど。
そのまま陣痛室で寝ることに。

そして深夜、陣痛室で寝ることの恐ろしさを体験。
一晩中お産してるじゃーん!叫ぶじゃーん。寝られん!!
深夜に、もう無理ー!!先生もう無理です!!っていう声で起きました。


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