てるてるナース

地元の総合病院で外来看護師長として働いています。子育てと仕事の両方楽しめる環境に感謝す…

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地元の総合病院で外来看護師長として働いています。子育てと仕事の両方楽しめる環境に感謝する毎日。仕事と子育てから「誰でも輝く原石を持っている」と実感。原石を磨いてキラッと輝くときに幸せを感じる今日この頃です。

マガジン

  • 外来物語

     総合病院の外来ではさまざまな出来事があります。たった人生のひとコマですが、されど人生のひとコマ。その方の人生のひとコマに出会う瞬間でもあります。  人生のひとコマにお邪魔させていただくと、生き方や世の中の仕組みなど想うことがたくさんあります。そっと胸にしまっていたのですが、ふと書き留めてみたくなりました。お付き合いいただければ幸いです。

最近の記事

  • 固定された記事

若い頃、趣味は「仕事」と言い切っていた私。だって、看護師の仕事って奥が深くて興味が尽きない。学んでも学んでも終わることがない。「仕事」と「学び」と「子育て」。人生いろいろでドロドロもたくさんあるけれど、楽しいこともたくさん。「てるてるの日記」で人生の記録を残しておこうと思う。

    • それ、救急車ですか?それともタクシーですか?

      救急外来で働いていると、救急車もタクシーも同じ扱いの人が多いなと感じることが多くあります。救急車はちょっと具合が悪い時に乗る便利なタクシーという位置付けの人が多いように感じます。 逆に、そこまで無理しなくていいのにと思うこともあります。肺炎になって苦しくて起き上がれない程の病状の高齢者を家族が自家用車で頑張って連れてきたり、くも膜下出血をしているので相当頭痛がひどくて気を失いそうだろうにタクシーできたり、「そういうときは救急車を呼んでいいんですよ」と思います。 救急車の出

      • 続 11月で88歳を迎えた父の入院・手術

        手術当日 私が働いている病院で脊椎狭窄症の手術を受けた父。手術の日は私の休みの日だったので、一般の患者さん家族と同様に手術後の父には、手術室から出た廊下で少し顔を見た程度でした。執刀医の説明では手術は問題なく終了とのこと。ちょっとホッとしました。父は完全に覚醒しておらず話しかけても目を開けるのがやっとの感じ。これは、せん妄になるな。。。と予感しました。せん妄は、環境が変わったり強いストレスがかかったり、麻酔から覚めた直後に起きます。特に高齢者は環境の変化に対応することが苦手

        • 11月で88歳を迎えた父の入院・手術

          入院まで 入院する直前まで一人で何でもできた父は、母と二人暮らし。いわゆる超高齢者世帯ですが、父は仕事をして母は家事の合間に習い事を楽しむという、昔から変わることのない生活が続いていました。 入院する少し前から右脚が痛くてまともに歩けなくなり、近くのクリニック等でブロック注射をしてもらっていたようですが、いよいよどうにも痛くて眠れなくなり、救急車を呼んだようです。 超高齢者の腰痛は受け入れ病院が少ないようです。父の時も受け入れ先の病院がなかなか決まらず困っていたそうです

        • 固定された記事

        若い頃、趣味は「仕事」と言い切っていた私。だって、看護師の仕事って奥が深くて興味が尽きない。学んでも学んでも終わることがない。「仕事」と「学び」と「子育て」。人生いろいろでドロドロもたくさんあるけれど、楽しいこともたくさん。「てるてるの日記」で人生の記録を残しておこうと思う。

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        • 外来物語
          3本

        記事

          君たちはどう生きるか/吉野源三郎著作

          この本を手に取った理由。 それは、宮﨑駿監督作品 「君たちはどう生きるか」を観たから。 映画の中で、お母さんが主人公の眞人くんに残した本だったから。どうして、お母さんは眞人くんにこの本を残そうと思ったのか。眞人くんはどうしてこの本を読んで号泣したのか。それが知りたかった。 どうして私はそれを知りたかったのだろう。 それは、母として子に何をどうやって伝えることができるのかを知りたかったのかもしれない。 映画では、お母さんは子供の頃に自分が子供を残して亡くなることを知ってい

          君たちはどう生きるか/吉野源三郎著作

          AI時代における情報発信 ワークで振り返り

          今月はウェブ心理塾にリアル参加できました。 ウェブ心理塾はハイブリット開催&動画付きです。 午前中に看護管理のセミナーがあったので、ウェブ心理塾には遅刻しそうです。 オンライン参加にしようか迷いましたが、リアル参加を選びました。 リアル参加できると、学びと共にエネルギーをいただけるので元気が出ます。 今回は、ワークを通して、自分の情報発信について振り返ることができたので、 ワークの内容と私自身の振り返りをご報告をしたいと思います。 人間にあってAIにないもの… いろいろあ

          AI時代における情報発信 ワークで振り返り

          仕事を早く終わらせたい私は

          私のキャパシティの広がりと共に仕事がどんどん増えていき、こなせばこなすほど仕事が溜まっていくような不思議な気がする今日この頃。 仕事を早く終わらせることは今の私の最大の課題。 数字で示すと本当に仕事が早く終わるのだろうか。 数字で示すことを考えようと思うだけで時間がかかるような気もする。 部署の目標管理をするときによく「数字で示す」ようによく言われる。数字で表すと通りいっぺんの目標になってしまい、返って伝えたいことが伝わらなくなるような気がして難しいなと感じることも。

          仕事を早く終わらせたい私は

          得意なことがない平凡な私の強みとは

          これは、「多重知能理論」の生みの親であるハーバード大学教育大学院教授のハワード・ガードナー博士の言葉です。 多重知能理論を知ると自分の強みがわかり、自分の可能性を信じられるようになり、なんだか元気になるそうです。 でも、多重知能理論って聞くだけで難しそうな言葉です。そこで、入門書を探してみたところ、ありました!「自分の強みを見つけよう」 帯には「多重知能理論」による知能の伸ばし方。。。と書かれています。これは、面白そうです。 多重知能とは何か ガードナー博士は知能を

          得意なことがない平凡な私の強みとは

          超一流の仕事をしよう。

           どうせ仕事をするなら一流の仕事がしたい。更に欲を言えば、才能を活かして超一流の仕事ができたら最高。そして、マネージャーとしては、組織全体が超一流の仕事をする人ばかりのすごい集団になったら、仕事が楽しくてしょうがないだろうな。 ということで読んでみました。 「超一流になるのは才能か努力か」  それぞれの才能を引き出して超一流の仕事をする集団を作る。これは、本書の「仕事しながら学習法」を取り入れることで、夢ではなく現実になりそうな予感がする。  なぜどんな分野にも、驚くほ

          超一流の仕事をしよう。

          お酒の飲み方

          救急外来に飲酒後の酩酊の方が意外と多く救急車で運ばれてきます。意識がなく呼びかけても返事ができなかったり、電柱に顔をぶつけて歯が折れていたり、倒れて頭を打ち縫わないと塞がらないほどの傷ができたり、硬膜外血腫になっている方までいます。 病院は緊急性の高い病気の方から優先的に診療を行います。飲酒後の場合、緊急性は低いと判断されることが多く、救急隊も受け入れ先の病院を探すのにとても苦労されているというお話し伺います。 お酒は適量で。 とはいいつつ、20年くらい前は、大学生や新

          気ままな90歳代一人暮らしの気遣い

          さゆり(仮名)さんは一人暮らしの92歳女性。土曜日の夜に一人で救急外来に来ました。ご家族は息子さんが二人。埼玉県と神奈川県で少し離れたところに住んでいます。 さゆりさんは、コロナになった後から息苦しくて辛いと訴えています。3週間ほど前にコロナに罹患したとのこと。「最初の10日間は訪問看護師さんに水だけで過ごすように言われて何も食べなかった。」とさゆりさんは医師に話しています。 要介護認定を受けていて、デイケアに通ったり看護師が自宅に訪問するサービスを受けているようです。「

          気ままな90歳代一人暮らしの気遣い

          学術集会プラスαの楽しみinパシフィコ横浜

          学術集会の楽しみ醍醐味 学会の学術集会の醍醐味は、なんと言っても、教育講演や特別講演、シンポジウムで幅広い範囲の良質な情報をギュギュッと濃縮して収集できてしまうこと。自分の専門分野では、自分が質の高い仕事ができているかどうかの確認もできてしまいます。一般演題やパネルディスカッションでは、質問を通してディスカッションができるので、発表者の仕事や研究の工夫が参考になります。 発表のススメ 毎日、仕事をただするだけは勿体無い。普段の取り組みを言語化して形にする。それを発表して

          学術集会プラスαの楽しみinパシフィコ横浜

          「読むだけでフワッと癒される本」/樺沢紫苑著

          医療機能評価受審を明日に控えて、 ここ最近、ちょっとお疲れだった私。 何もしたくなくてゴロゴロしていたかった。 でも、ただゴロゴロしているのは、 なんだが罪悪がニョッキリ顔をだすのです。 そんな罪悪感に知らんぷりできるように ベットでゴロゴロしながらパラパラ読める本 …と言ったら漫画ですよね♪ だけど、色々やりたいことがある時にやる気が出ないので 漫画だと少し罪悪感が残るんです。 漫画読むならやっぱりご褒美読みがいいな。 楽しく読みたい。 だから別の癒しを求めてみました

          「読むだけでフワッと癒される本」/樺沢紫苑著

          人生のひとコマに出会い想うこと

          総合病院の外来ではさまざまな出来事があります。たった人生のひとコマですが、されど人生のひとコマ。その方の人生のひとコマに出会う瞬間でもあります。 人生のひとコマにお邪魔させていただくと、生き方や世の中の仕組みなど想うことがたくさんあります。そっと胸にしまっていたのですが、ふと書き留めてみたくなりました。お付き合いいただければ幸いです。

          人生のひとコマに出会い想うこと

          寝る専門

          今日は、80代の施設に入所中の女性が救急車で来院されました。 活気がなく肝機能がやや悪いため、かかりつけ医からの紹介です。 幸いにも歳相応の健康状態のため施設に帰ることになりました。 救急車で運ばれると聞いて家族は慌てて入院の準備もしてきたので荷物がいっぱい。80代女性の彼女も認知症があるので、家族が会計に行っている間、彼女と一緒に荷物を見ていることにしました。時間にして15分くらい。 彼女は認知症があり、入所中の施設のことがわからないほど記憶することは苦手ですが、姪御

          ベストセラー作家直伝!出版企画書の書き方

          ウェブ心理塾の2023年出版企画書コンペ第2弾セミナーでの学びを一言で言うと、ベストセラー作家は熱量がすごかった!! 出版はまだ先のことだと他人事のように考えていたのだけれど、熱量がすごくて、先月あたりから、なんだか、出版企画書を書くことくらいは挑戦してみようかと思い始めています。初心者目線ですが、気づきをまとめておこうとおもいます。 出版を実現する企画書の書き方【完全版】 講師:樺沢紫苑先生企画書コンサル会までにすべきこと 来月のウェブ心理塾は企画書コンサル会です。あ

          ベストセラー作家直伝!出版企画書の書き方