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だいたいでいいんじゃない?

エキスパートカフェに参加した感想を一言で表現すると「孫 泰蔵さん好きだな」につきます。すっかりファンになりました。そして、神田昌典さんはやっぱり魅力を引き出す天才でした。

エキスパートカフェとは

本を事前に読まなくても参加できるミニ読書会と著者に直接質問ができる講演会で構成されています。

今回の課題図書

冒険の書/孫 泰蔵 著

著者 孫 泰蔵氏 

連続起業家
1996年、大学在学中に起業して以来、一貫してインターネット関連のテック・スタートアップの立ち上げに従事。2009年に「アジアにシリコンバレーのようなスタートアップのエコシステムをつくる」というビジョンを掲げ、スタートアップ・アクセラレーターであるMOVIDA JAPANを創業。2014年にはソーシャル・インパクトの創出を使命とするMistletoeをスタートさせ、世界の社会課題を解決しうるスタートアップの支援を通じて後進起業家の育成とエコシステムの発展に尽力。そして、2016年、子どもに創造的な学びの環境を提供するグローバル・コミュニティであるVIVITAを創業し、良い未来をつくり出すための社会的なミッションを持つ事業を手がけるなど、その活動は多岐にわたり広がりを見せている。 

ミニ読書会での気づき

積読が得意な私は、今回も本を読まずに参加。読んでから参加しても読まずに参加しても、それぞれ視点が変わり気付きがあるから不思議。

ワークとディスカッションも楽しい。
まずを問いを立てる!
表紙や目次から気になるキーワードを3つ書き出してから「問い」を立てます。
この「問い」があると視点が変わって意外な気づきがあります。ディスカッションの時も、同じ場面のことを話しても、違う視点からのお話を聞けるので学びが深いのです。

私が気になったキーワードは
「ザ・グレート・エスケープ」
「タブラ・ラサー」
「ギブ・アンド・ギブン」

そして、私が立てた問いは
「偉大な人はどんなGiveをするのだろう」

立てた問いの答えを探しながら課題図書を読み進めます。たぶん3分?

答えの一つは「豊かさ」でした。
そして、もう一つ、「自立と依存」についての考察を私にGiveしてくれました。

これは、もう、読まずにはいられない。
実は、noteを書いている場合ではありません。
気持ちはもう「冒険の書」に向かっています。

講演会での学び

メリトクラシーについての論議が興味深かった。
歴史的背景から必要としている場面もあり、ただ、「最大のデメリットは一つの評価軸で評価すること。自分に有利な軸で評価するのでいいのではないか」と孫氏。同感。ここにも社会全体のアンラーニングの必要性がありました。

また、社会における子供たちの位置付けについても改めて考る機会になりました。私にも中学生と高校生の子供がいます。彼らがこれからの社会をつくっていきます。今の彼らの立ち位置はどこでしょうか。学校に通って学ぶ立場なのか、守られる存在なのか、それとも、AIが開発され、皆が横一線に並んで新しいスタートを切る社会で、リーダーシップを発揮するのか。今も、これからも、自由に選択できる環境をつくってあげたいと改めて思う親ごころでした。

すごい質問

Q.冒険に出る時に持って行くアイテムは何ですか?

この質問をした人もすごいですよね。私にはない発想。こんな質問ができるようになりたいな。

A.紙とペン

旅は基本、紙とペンであとは現地調達。イメージはドラゴンクエストの冒険の書?
冒険はゴールがわからない。行き先とか計画を立てたら旅行になっちゃう。旅の過程で自分自身が変わる。

孫泰蔵氏のファンになった一言

「ムダなことは一つもない」

AI時代に幼少期からAIに頼って生きてもしそれで壁にぶち当たっても、そこで悩んで対処することはムダではないし、逆も然り。また、今の時代にそろばんを教えることも、そろばんの技術だけを教えるわけではないからムダではない。ムダなことなんて一つもない。

人生を色々遠回りしている私にはとても心強い言葉。そして、とっても共感しました。

さらにもう一言

その他にも、日本人の真面目さについても言及。波乗りをするのに、「ここで波を待つと決めたらそこで待つ」みたいな真面目さ。風が変わったのに今日はここで波を待つと決めたからと、その場で待って波を逃してしまうというような生真面目さ。

「一つのことを深めることが大事。あちこち食いちらかさない。」みたいな生真面目さ。あちこちつまみ食いするから、色々な味を知ることができるのに、つまみ食いはダメみたいな。

真面目なことは悪いことじゃないけれど

「だいたいでいいんじゃない?」

肩の力を抜く方が(ハンドルの)遊びのようなものができて、上手く運転できる。

もともと真面目ではありませんが、これからも自信を持って、真面目にならずに「だいたいでいいんじゃない?」で生きていこうと思います。

起業の時代

これからは、起業が大それたことではなく、興味がある同士で集まって、これやったら社会が良くなるんじゃない?と起業する時代に。

AIが発達するということはそういうこと。

さて、それでは、早速「冒険の書」を読み始めようと思います。

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