見出し画像

白樺を使ったハンドメイドルアーへの挑戦

みなさんこんにちは。てしかがスタイルのRisAです。

釣りを長年していると、釣りまでの準備という過程のほうがワクワクするようになってくるのは、釣り人あるあるではないかと思っています。
昨日も週末の釣りに向けて市販で済むはずの仕掛けをせっせと自作して「こんな感じにアレンジしたら釣れるかな」「前はこうだったから長さを長くしよう」と準備の時間を楽しんでいました。

その準備の中でも真骨頂と言えるのが、ルアーの自作ではないでしょうか。
自分でこういう動きのルアーを作りたいという思いをぶつけて作成したルアーで魚を釣り上げるというのは、何にも変えられない感動になります。

昨今は3Dプリンタも家庭で気軽に利用できるようになり、3Dプリンタで自作するルアーマンもどうやら増えてきたようです。
ですが、昔から釣り人が自作のために利用してきたのが木材でした。
メジャーな材料として知られているのは、バルサ材とバルサの原木を加工して板状または棒状に加工したものです。バルサ材は非常に軽く(比重0.1)衝撃にも強いので日常でも様々な用途に使われています。

ルアー作りで大事なのは浮力の計算です。バルサ材は比重0.1程のため、水に浮きやすいというのがルアーの材料として最適な理由です。
ですが、バルサ材はあまりにも比重が軽いので初心者ビルダーにルアーの浮力のバランス調整が難しく向かないという欠点もあります。なので最初は比重が重めのカツラ(比重0.4)、スギ(比重0.3)、ヒノキ(比重0.4)で作る人やあえてそれらの材木で作る方もいます。

では、表題にもある白樺の比重はどのくらいでしょうか?
実はこれまであげたどの木材よりも重く、0.6ほどになるようです。
ということは同じ重さのルアーを作ってもバルサより圧倒的に白樺は沈むことになります。
これをメリットと捉えるかデメリットと捉えるかはルアービルダーの考え方によってきます。
個人的には同じ大きさで他よりも早く沈むのであれば、より小さいサイズで同じ沈みをするルアーを作れる、早い流れにも負けないルアーが作れる可能性があると思っています。

というわけで、弟子屈の白樺を使ったルアーの試作づくりを年明けから徐々に開始しようと思っています。
様々なパターンのルアーを作成して解禁日に実際に川でルアーを操作するのが今から楽しみです。
これも禁漁期間中の次シーズンまでの「準備の時間」ですね。

RisA