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【本の感想】うさことば辞典

#読書の秋2022 #うさことば辞典

おはようございます。
ワタクシ、みなるんは森山標子(もりやましなこ)さんの挿絵が描かれた「うさことば辞典」を読みました。

森山標子さんはウサギイラストレーターとして知られ、メディアや書籍など幅広く配信。色々なウサギが描かれた絵がスマホケースやマスキングテープなどのグッズを販売しており、日本だけでなく海外のウサギ愛好家からも人気なんです。

今日はうさことば辞典の一部を紹介するとともに感想を述べたいと思います。


うさ飼いさんがよく口に出すうさことば

うさ飼いさんとはペットのウサギの世話をする飼い主のことです。
近年になってウサギを飼う人が増えており、多くの方がメディアで配信しています。

彼らの間に言葉が生まれました。その生まれた言葉がとてもシンプルで覚えやすいもの。

「箱座り」
ウサギが体を丸めて座る体勢のこと。
足を体の中に収めてる姿はまるで箱そのもの。
家で飼われているウサギは家の中は安全な場所だとすぐに理解できます。目を細めて寝る姿はリラックスしている証拠。

確かに箱のように見えますね。
しかも、完全に目が閉じていると本当に小さな箱がそこにあるかのよう。
その言葉を生み出した方は想像力が豊富ですね。
挿絵にはリラックスする白いウサギさんの隣に雪うさぎが描かれてとても可愛らしいです。

その他にもウサギの品種やウサギの与えていいものなど書かれているので、ウサギ愛好家から初心者まで基本的な知識を学ぶことができます。
知識だけでなく、標子さんの絵にも注目です。

日本のうさことば

日本にはウサギにまつわる言葉を紹介します。
日本神話、ことわざや四字熟語が30個ほど載っています。
その中で最も疑問を抱いているであろう「ウサギの数え方」について紹介したいと思います。

最近ではウサギを「匹」と数えることが多くなりました。
本来は鳥と同様に「1羽」「2羽」と数えます。

  • ウサギの耳が鳥に見えた説

  • 昔獣を食べることを禁じた時代、僧侶がウサギを食べるために鳥にこじつけた説

実ははっきりとわかっていません。
個人的には後者の方が濃厚だと思います。昔は肉を食べることを禁じていたので、鶏肉と誤魔化した方が納得するからです。

有力な詳細がはっきりしなくても「なるほど」と頷きました。
時代背景や当時の思考に関係があることが何より興味深いですね。

そのほかにも諺(ことわざ)、四字熟語、因幡の白うさぎなど書かれています。「兎に祭文」はお祭りを祀る時に読むものだが兎に聞いてもわからないという意味。つまり、「馬の耳に念仏」と同じ意味です。
この諺は初めて知ったので一人賢くなりました。

世界のうさことば

私達の知らない海外のうさ言葉がたくさん載っていました。

「ウサギになって旅をする」
これはフィンランドの諺で「チケットを買わずに旅行する」という意味。
ウサギさんは二本足で立っても全く目立たず、改札口に通っても誰も気づかれないまま無料で行けちゃうことから生まれたそうです。

確かにウサギさんであればできそうですね。
猫や犬と違って肉球がないので音を立てることもなく走ります。
実際、ワタクシの愛するウサギしゃなのケージの掃除中にワタクシの背後にいることに気づかずビックリすることが多かったです。
ワタクシはフィンランドの諺を読んで納得しちゃいました。


他にも面白い言葉がたくさん載っているので、読んでみてはいかがでしょうか?「癒された」「可愛くて勉強になる」など好評なのでオススメです。




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