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「伝わる熱」について。

韓国ドラマと野球アニメ、一見交わらない作品の共通項に僕は突き動かされる。

今日からnoteを始めよう、ということで
何を書こうかなーと考えながら
映像編集の仕事をしてました。

いつも通り作業をして、だいぶ日が暮れてきたことに気づきまして
「もうすぐ日本シリーズ 第5戦が始まるー」と思って
作業場にテレビがなかったので abemaTV をつけたわけです。

そうしたら、自分がバイブルと思っている2つの映像作品に
たまたま遭遇して少し観入ってしまったんですね。

その2つというのが、韓国ドラマの『 ドリームハイ 』と
日本の野球アニメ『 メジャー 』。
ご存知の方も多いかもしれませんが、ざっと2作品のことを説明しますと

『ドリームハイ』は架空の芸能高校が舞台で
アイドルやアーティストになる夢を持つ高校生たちが奮闘する話。

日本で芸能高校というと、芸能人やスポーツ選手が多く在籍するという堀越高校を連想しがちですが
堀越高校は芸能のレッスンをしているわけではなく、芸能人が仕事に専念しても
社会生活で困らないための指導をするカリキュラムを持つ学校。

しかしアイドル帝国・韓国には本格的に歌やダンス、演技などを教える芸能高校が存在します。
TWICE、SHINee、防弾少年団など、第一線のアイドルたちがこぞって在籍・卒業するそうです。

日本だと、まずは事務所に入ってそこからレッスンを受けるとか、
個人運営レベルのスクールに通って技術を身につけ事務所オーディションを受けるとかが一般的なので
”売れるためのアイドルを育てる学校”というのは馴染みがないですが
その芸能高校を舞台にしたドラマが、『ドリームハイ』。

ドラマ『冬のソナタ』で日本でも時の人となった、
ヨン様こと ぺ・ヨンジュン がプロデュースしたドラマとして日本でも話題になりました。

また、出演者にも 2PM の テギョン、ウヨン、miss A の スジ、 T-ARA の ウンジョン など人気アイドルが並び、
さらには大手事務所 JYPエンターテインメント の社長でありながら自身もアーティストの
パク・ジニョン ( J.Y.Park , JYP )も参加[出演・プロデュース]しているなど超豪華な顔ぶれ。


そして『メジャー』は、プロ野球選手の父親を持つ少年・吾郎が
5歳でその父親を亡くすものの、形見である"野球"を通して成長していく壮大な物語。
少年サンデーで連載していた漫画が原作ですが、NHKでアニメ化され
第6シリーズまで作られている大作。

平成の怪物・ 松坂大輔 や現・日本の4番 筒香嘉智 を排出している 横浜高校 をはじめ
数多くの強豪高校が集まり、高校野球最激戦区とも言われる神奈川が舞台で
実在するプロ球団をモデルにした設定など、(特に神奈川出身の)野球ファンにはたまらなくアツい作品です。

そんな、作られた国も違えばストーリーも全く違う2つの作品ですが
共通しているのは【主要キャラクターの熱量が高い】こと。
それぞれ、フィールドは違っていても大きな夢・目標を持った人物を中心に描かれます。

もちろんそういう作品は、この2つに限らずたくさんあるでしょう。
ただこの2つは、誰かの熱が他の誰かに伝播していく様が見事に痛快で
さらにドラマチック・感動的であるがために、心が揺さぶられるんです。

 そしてもう一つ、2作品の共通要素を考えると
 どちらも【キャラクターの性格づくり】がとても行き届いていること。
 シナリオ都合ではなく、キャラクター本人の意思で動き、
 言葉を発しています。
 (これについては長くなるのでまた別の機会に書きます!)


自分の熱量が相手に伝わるって、並大抵のことではないですよね。
共通の目標を持っていないといけないし、少しでもギャップがあると長続きしない。
たぶん、僕は彼らが羨ましくてしょうがないんだと思います。
ド直球でぶつかり合って、そこから何かが生まれて、新しい力になる。

生きていく上で、自分が誰かにとってのカンフル剤になっていたい。
いい影響が与えられるかはわからない。
「薬にも毒にもならないものは作りたくない」とは #ミスチル#桜井和寿 さんですけど、
自分の行動が、誰か一人でも、何か一つでも
ガン、と突き動かすだけのきっかけになればいいなと思っています。

だって、生きてりゃ多かれ少なかれ人に影響を与えるし与えられるし
迷惑だってかけるけど、人が前に進むときって自分で勝手には進めないわけで。


つまり僕の夢って、共鳴の波を作ることなんだと思います。


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